物価が上がると、暮らしはどうなる?
物価が上がるとは、先月5,000円で買ったポロシャツが、同じものなのに今日は5,500円の値札がついているという現象です。
2着で25,000円のスーツを買うとスラックス1本がおまけでついていたのに、今日は、まったく同じものだっていうのに、おまけのスラックスがつかない状況です。
同じ1万円札で買えるものが少なくなる状態が物価の上昇。「お金」の価値、購買力が下がっていることをいいます。
物価の上昇の度合いは、ふつう「消費者物価指数」という経済指標で示されます。
消費者物価指数は毎月発表されていますが、昨年11月から6ヶ月連続で、前年同月と比較して上昇しています(生鮮食品を除いたもの<生鮮食品は物価の変動要素が多いため、それを除いたものが重視されています>)。
日本銀行が「量的緩和政策」を解除したのも、継続的に物価が上昇してきたことがその理由のひとつでしょう。
物価が上がるのは、商品やサービスを買いたいのに、充分な量が市場にないからです。商品を販売する側が多少値段を高くしても、売れるのですから。
物価が上がれば、私たちは、金利を上げてもらわなければ割が合いません。できれば、物価上昇率と同じ程度の金利以上にしてほしいですね。そうなれば、モノの値段が上がるのと比例して預け入れたお金が増えていきますから。
賃金も物価の上昇とともに上がってもらわないと困ります。お金の価値が下がるのに、給与が増えないと、実質的に減収になってしまいます。
ただ、どうでしょうか? 預貯金の金利が上がるにしても、うまく工夫して物価上昇率よりも高い金利のものに預け入れないと・・・。あるいは、物価上昇に強い金融商品を買わないと・・・。
賃金については、業種、会社、部門、個人の能力によってさまざまでしょう。消費者物価指数はモノの値段を全体としてみたときのものです。一方、仕事の報酬は、会社が扱う決まった商品やサービスを販売した結果です。扱う商品やサービが、必ずしも市場で値段が上がっているとはいえません。
借金がある場合、その借金が固定金利だと、物価上昇によって、借金の負担は相対的に小さくなります。変動金利だと、物価上昇→金利上昇の影響を家計がダイレクトに受けることになりますね。
物価情勢、金利動向もいまが過渡期にあたります。
トレンドが変化するときは、うまくその波に乗る工夫をすることで、暮らしの質が変わります。
最終更新時間 2006年06月16日 07:30
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