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2006/06/06

短期固定金利型住宅ローンの返済中の対策(2)。

 昨日の終わりに、住宅ローンで3年固定、5年固定などの短期固定金利型を選択して現在返済しながら将来の金利上昇にビクビクしている方は、「借り換え」したほうがいいのではないかと思うと述べました。

 住宅ローンの借り換えとは、普通は、金利の高いローン残を、金利の低いローンによって一括返済することです。別の住宅ローンを借りることで、今のローンを一括返済するのです。
 ローンの金利が低くなるために、支払利息額を減らすことができ、家計の負担を軽減することができるのです。

 ところが、私の提案は、金利の低い変動金利のローンを、金利の高い長期固定金利のローンによって一括返済してはどうかということです。

 少なくとも、短期的には返済負担は増えるはず。

 このときのメリットは、支払い利息額が減るとか増えるとかではありません。ひょっとしたら、長期的にみると減るかもしれないし、場合によっては、増えるかもしれない。ただ、現時点ではどうだかわからない。

 メリットは、常に「将来の金利がどうなるか、返済負担が増えたらどうしようか?」という不安にさらされることがないことです。いわば、気持ちがスッキリするということ。

 住宅を購入するようなご家庭は、おおむね30歳代が多く、将来の子供の教育費、生活費、夫の収入など、読めないことがたくさんあります。その中でせめて住宅ローンくらいは、返済額を確定させて、ここから生じる不安をシャットアウトしてはどうかと思うのです。

 市場金利の上昇に一喜一憂するくらいなら、他のことに専念したほうが精神衛生上いいでしょう、と思うのです。

 ただ、この提案はなかなか受け入れられない側面を持っています。

 なぜなら、まず、最初に自分が行った意思決定を、ほんの数年で否定してしまうことにつながるからです。資産運用の世界で損切りするのと同じことで、心理的な抵抗はとても大きなものがあります。

 次に、金銭的にメリットがあるかどうかは、その時点ではわからないからです。最初の意思決定を継続するほうが得かもしれないからです。

 返済負担が増えることも、家計を圧迫するので、受け入れがたい面を持っていると思います。

 しかし、「ではあなたが、これから新規に住宅ローンを借りるとすると、どんなローンを選びますか?」という質問に、何と答えますか?

 「気持ちの問題だけで、物事は決められない!」という意見もあるでしょうが、あなたが家の購入を決めたのも、実は「気持ちの問題」だったはず。

 持ち家が得か賃貸が得かという話は、いまだ結論が出ていない問題です。


 ・・・金利の高いローンに借り換えるには、金融機関のローン審査、家計への影響など、慎重に検討することも必要だと思います。

最終更新時間 2006年06月06日 07:30

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