生命保険会社の儲けの3つの種類。
保険会社の儲けの中身よりも、私たちが支払う「保険料」の決まり方のほうが、きっと興味関心が高いですね。
保険は、つまるところ、「起こる確率が低いことが万が一起こったときのために、みんなでお金を出し合いましょう」という相互扶助の考え方が根元にあります。
たとえば、10年の間に1%の割合で死亡する確率があり、死んだ人の遺族には100万円が必要だとしましょう。
この保険に100人が参加する場合、1人が支払う保険料の総額は1万円になります。
まあ、保険料ってのは、こんなふうに決まってくるわけです。
ただ、この例のように単純にいかないことのひとつが、保険がちゃんと機能するためには、取りまとめ役が必要なことです。それが保険会社。いろんな事務をやってもらわなければいけません。事務所も必要ですし、たくさんの人に働いてもらわないといけません。コンピュータのシステムもミスなく作ってもららないと・・・。
つまり、取りまとめ役に支払うお金が必要になります。これを「事業費」といいます。
したがって、先の例でいうと、私たちは保険会社に事業費を払う必要がありますから、実際の保険料は1万円より多くなります。
話は変わります。
先の例で、10年間で1人が死亡して保険金が100万円必要。このときに1人あたりの保険料は本当に1万円が必要なのでしょうか?
今、まとめて全員が1万円ずつ合計100万円を支払ったとしましょう。しかし実際に保険金を支払うまでにはタイムラグがあるはずです。支払うまでに時間があればお金を運用することで殖やすことができるはず。保険金を支払う時に100万円があればいいのですから、今支払う金額は、想定できる「運用利率」分を割り引くことができ、実際には1万円より少なくていいことになります。
また、話が変わります。
先の例で、死亡の確率が1%だったら、確かに保険料は1人あたり1万円でいいかもしれませんが、それが2%だったら?あるいは、0.5%だったら?「死亡率」が高い場合は支払う保険料は高くなります。逆に「死亡率」が低いときには、保険料は少なくてすむはずですね。
結局のところ、保険料は「予定事業比率」「予定利率」「予定死亡率」で決まります。
予定事業比率=高い → 保険料=高い
予定利率 =高い → 保険料=低い
予定死亡率 =高い → 保険料=高い
という関係になります。
これらはあくまで保険契約時の「予定」です。予定と実績は常に異なるもの。
実際の事業費率=高い → 保険会社=儲からない
実際の利率 =高い → 保険会社=儲かる
実際の死亡率 =高い → 保険会社=儲からない
最近の保険会社は儲かっているようです。
その儲けの最大の原因は、実際の死亡率が予定よりも低い、つまり、人が思ったよりも死なないことのようです。
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最終更新時間 2006年06月01日 07:30
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