生命保険基礎講座(3)
●医療保険の1日あたりの入院給付金をどうするか?
独身の医療保険の話からなかなか話題が前に進みませんが、医療保険に関しては、独身に限ったことではありません。人生のどんなライフステージにある人にとっても、共通しています。
さて、1日あたりの入院給付金に関しては、5,000円、10,000円と5千円刻みでよく示されています。その根拠は特別にあるようには思えません。キリがいいからではないでしょうか?・・・もっとも千円単位で刻んでみても、それに何の意味があるのかわかりません・・・
昨今のCMやパンフレットでは、「入院給付金1万円」が主流になっているようです。公的な医療費の自己負担がこれからますます増える可能性があるということがその背景としてよく使われるようですが、果たしてどうでしょう。
保険は、契約時に想定された事態が起こらない限りお金が支払われません。
いっぽう「貯蓄」は、病気やケガ以外の用途にも幅広く使うことができる汎用性の高いものです。生活のリスクに備えるには、保険だけに頼らず貯蓄も使うという発想を持てば、大きな保障をつける必要もないと私は思っているのですが・・・・。
ただ、入院給付金の目的によっては、給付金をいくらにするか、が違ってくるでしょう。
医療費に関連する出費の一部をまかなうためだけのためのものか、あるいは、入院のおかげでなくなってしまう収入を補償するためのものも含めるのかということです。
会社員の場合は、病気やケガで働けなくなって給料がもらえない場合、公的健康保険から収入補償の意味合いで約1年半の間、給与の6割までの支給が行われます。会社によっては、もっと手厚い制度がある場合もあります。
一方、自営業者の場合は、自分が入院したら収入が0になる人もいらっしゃる。・・・切実な問題ですよね。
会社員の場合の給付金の目安は5,000円~10,000円、自営業者の人は10,000円~15,000円を目安とすればいいでしょう。
もちろん、不安の方はもっと多くの給付金に設定すればいいのですが、高くすればするほど、保険料負担が重くのしかかってくることへの覚悟が必要ですね。
●がん保険
同じ医療保険の中でもがん保険は特別です。
日本人の死因の3割はがん。交通事故による死亡者数を圧倒的に上回っています。
がん保険の最大の特徴は、原因ががんであること。入院給付日数は、保険期間の間無制限であること。何度入院しても、何日入院しても制限なく給付されるのです。
また、契約した当初の3ヶ月間は保障が開始しません。契約時にがんにかかっていたのにその時点ではわからなかったという事態を回避するためです。
その他、がんと診断された時点で一定額の診断給付金が支給されたり、多額ではないにしても、死亡した場合の死亡保険金があることなども特徴です。
最終更新時間 2006年05月16日 07:30
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