郵便局で販売される投資信託が6月に追加される。
「貯蓄から投資へ」の流れを加速させるのに大きな役割を演じそうなのが郵便局。
昨年の10月3日から、こわごわリスクのある投資商品である「投資信託」の販売を全国575局でスタート。最初のうちは、お客様よりも販売する局員のほうがビクビクもので、「とにかく慎重に」スタートが切られたみたい。
小さい「特定郵便局」といわれるものまで含めると、全国津々浦々に郵便局は2万5千。575局といえば、そのうちのわずか2.3%。
まだまだ、拠点局のごく一部の取り扱いで、いわば、投資商品の販売実験といってもいいレベル。
しかし、この3月末の販売残高は約1,200億円。目標達成の順調な滑り出しであるらしい。
現在の取り扱い投信は、3種類の5本。
・野村世界6資産分散投信
債券(国内・国外)、株式(国内・国外)、不動産投資信託(国内・国外)の合計6資産に分散投資されたもの。
安定コース、分配コース、成長コースの3本があり、安定→分配→成長の順で株式への投資比率が高くなっています(つまり、リスクが高くなります)。
・大和ストックインデックス225ファンド
日経平均株価の動きに連動して値動きする投資信託。投資先は日本株。
・ゴールドマンサックス 日本株式インデックス・プラス
東証株価指数(TOPIX)に連動させながら、安定的に+αの運用成果を目指す投信。分類としてはアクティブファンドでしょう。
それが、この6月からはさらに、4種類が追加される。
・日興5大陸債券ファンド(仮称)
世界各地の債券(国債や社債など)を投資先とする投信。先進国だけでなく新興国の債券をも投資先とするらしい。
・日興5大陸株式ファンド(仮称)
世界各地の株式を投資先とする投信。
・DIAM世界リートインデックスファンド(仮称)
興銀第一アセットマネジメントという運用会社が取り扱う投信で、世界の不動産投資信託に分散投資されるもの。
・住信日本株式SRIファンド(仮称)
住信アセットマネジメントという運用会社が取り扱う投信。日本株式の中でも、企業の社会的責任をコンセプトにした投信。たとえば、環境に配慮した製品を作っている企業などを投資先とするもの。
今回の販売投信の追加で、郵便局としては、お客様に提案できる資産のラインナップがひととおりダブりなく揃ったといってもいいでしょう。
逆に、銀行などは、無駄に取り扱い投信が多く、20種類、30種類をどのようにして売るのか分かりません。販売担当者が自己矛盾、消化不良を起こしそうです。
ともかく、あなどれない郵便局の販売力、10月からは取り扱い局が一気に3倍の1,550局に増えるという。
わが国に住む人々の「投資に対する意識」を根っから変革させるのは、実は郵便局じゃないかと私は思っています。
「お客さんから怒られたらどうしよう」とビクビクしながら販売している全国の郵便局員がお客さんの心を静かに変化させているように思います。
最終更新時間 2006年05月01日 07:30
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