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2006/04/24

いい金利上昇と悪い金利上昇。さて今回は?

 長期金利が6年8ヶ月ぶりに2.0%を超えて、先週は、新聞、TVで大きく報道されました。

 長期金利というのは10年物の国債の利回りのことです。10年満期の国債は流通量が多く、株式のように、市場で毎日活発に取り引きされています。だから、この利回りを「長期金利の代表的な指標」と決めて、『長期金利』と言っているんですね。

 2.0%を超えたことで、大きく報道されましたが、実はこの長期金利、まだまだそんなに高いほうじゃない。1990年までのバブル期は6%を超えてました。歴史的にみたらそんなに高くはないんだけれども、ここんとこでみたらけっこう高い、ということなんです。

 私たちは環境に馴らされる生き物。寒さの厳しいところで生活すると、いつしか、寒さに耐えられる頑丈な身体を作り上げていきます。

 そんな氷点下の生活の中では、ちょっと太陽が顔をのぞかせた程度でびっくりするものです。

 さて、金利が上昇すると、株価は下がると言われています。その理由は、企業の資金調達(融資など)のコスト(利払い)が上昇するから儲からなくなるとか、原材料を調達するコストが上がるのでやっぱり儲からなくなる、したがって株価下落、となる訳ですね。

 しかし、一概にそうとも言えないんですね。逆に金利が上がると株価も上がるというふうに考えても大丈夫だと思います。

 今回の金利上昇は、「いい金利上昇」。

 金利が上がるということは、経済が活発になっている証。経済が活発になるということは株価も上がる。現在の状況はこの構造の中にありそうです。その証拠に長期金利が2.0%に上昇した日には、日経平均は200円以上上がりました。

 マーケットが、金利が上昇する現在の経済環境を、好感していると言えそうです。


 もちろん、金利がこのまま上昇を続け、かつてのように6%、7%を迎えると、景気は減速する可能性があるでしょう。また、企業が利益の多くを利息の支払いに回さなければならないような程度の金利上昇は「悪い金利上昇」です。・・・私たちのような個人の資産運用も、預貯金の金利が6、7%になると、わざわざリスクをとって株式で運用する必要もないので、資金を株式市場から預貯金に移動させるでしょう。


 経済の状況にとってはいい金利上昇でも、、、、、借金を抱えている人(特に変動金利型)にとっては、金利の上昇は常に、『悪い金利上昇』ですね。

最終更新時間 2006年04月24日 07:30

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