「フラット35」6月申し込み分から一定以上の品質の住宅に金利優遇。
ほとんど一般に告知されている様子がない、知る人ぞ知る制度があります。
実は、昨年も6月から開始され、3ヵ月後の8月中だったかには予算の関係で申し込みが締め切られました。
そもそも「フラット35」とは、長期固定金利の住宅ローン商品です。最初から最後まで金利が一定で、返済額がずーと変わらないため、金利上昇リスクを返済者が背負い込まずにすむのです。
代わりに金融機関にそのリスクを負ってもらいます。
一方、変動金利や短期固定金利のローンは、金利変動リスクを返済している本人が背負います。これからは特に、金利上昇にビクビクしながら30年も35年も返済を続けなければなりません。
ただ、リスクがある分、長期固定金利に比べると、ローン金利が低くなっているのです。
「子供が私立に行きたいっていったらどうしよう」「収入がこれ以上増えないかもしれない」「退職金って大丈夫だろうか」・・・など、ただでさえ不確定要素の多い私たちの生活の中で、せめて、住宅ローンの返済では「金利が上がって返済額が増えるかもしれない」との一喜一憂を排除し、ローン以外のリスク対応に専念したい人に向いているのが、この「フラット35」。
ほとんどどんな銀行でも取り扱いをしていますが、多くの銀行は、すぐには推薦してくれません。こちらから言えば、やっと「ありますよ」と出してくれることが多いようです。
どうやら販売の優先順位が低いような気がします。
民間の金融機関が長期固定金利のローンを開発するのは、長期間に渡って金利変動リスクを抱えることになるため、難しいとされています。
(確かに、長期固定のローンを自前で開発して販売しているのは、資本力のある金融機関に限られているように見えます)。
「フラット35」は、住宅金融公庫(政府系の金融機関)がそのリスクを肩代わりすることで、多くの民間金融機関から提供することができるようになっているのです。
自前の商品を売るのと、他人から仕入れた商品を売るのとでは、販売のモチベーションも違うでしょうし、利益率も違ってくるでしょう。
・・・よって、販売の優先順位が低いのではないかと想像してしまうのです。
その「フラット35」の6月からの申し込み分について、一定の品質を持った住宅の場合、当初5年間に限り、金利が0.3%優遇されます。
一定の品質とは、省エネルギー、耐震またはバリアフリー性能の基準を満たすことです。
今年も早いもの順に受け付けられ、申し込みが一定の戸数(金額)に達した場合は受付を終了するようです。
詳細は、住宅金融公庫や購入先のマンションデベロッパー、ハウスメーカーなどに問い合わせてみてください。
金利上昇の折から、少しでも有利な商品選択ができたほうがいいですね。
最終更新時間 2006年04月06日 07:30
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