本当にかかった医療費を想像してみる。
史上最強といわれた昨年のスギ花粉の飛散量ならば、花粉症を発症するのもやむをえないと、去年はガマンをしたのですが、
さほどの飛散でもないという触れ込みの今年に花粉症の症状が出るのはそうとう悲惨。
しかたなく病院にいきました。調剤薬局に支払った金額も含めると、合計3,050円。医療費の自己負担が3割になってはや数年になりますが、かつてと比較するとやはり「高い」という印象。
ただ、じゃあ、本当にかかった医療費はいくらかというと、3割部分が3,050円なのだから、3,050÷0.3=10,167円なのです。
治療の時間といえばざっと5分です。飲み薬、鼻薬など2種類の薬はあったものの。。。。
勤務医は、それこそ休む間もなく働きづめで、自分の命を縮めながら人の病気を治癒しているといえそうですが(かつて勤務医のお客さんがいましたが、休みは土曜の午後以降と日曜の午後以降、それ以外は朝7:00には病院でスタンバイ、帰りは深夜の12:00くらいと聞きました)、開業医となると、その労働生産性は、圧倒的によさそうです。
5分で1万円の売上ということは、時給12万円ですから。
もちろん、ひっきりなしにお客さんが訪れるとは限りませんし、スタッフもたくさんいらっしゃるので、スタッフ1人当たりの単位時間当たりの売上にしないといけないのですが、、、、。
それにしても、整体やカイロプラクティック、鍼灸院、マッサージなどにくらべると、治療にかかる金額は高いようです。
国全体の医療費増が今後の財政上の大きな問題になっていますが、これを大幅に削減するとても簡単な方法があります。
いったん患者に全額払わせて、あとで患者が申請をすることによって7割分が帰ってくるという仕組みにするのです。
あとで戻ってくるといっても、一時的には大きな負担が発生するので、患者は、安易に病院に行かなくなるでしょう。少なくとも病院にいくべきかどうかをしっかりと考えるようになるでしょう。
また、医療費を見る目も違ってくるでしょう。
請求される金額について、何にいくらかかっているのかに関心を示すようになるでしょう。
請求金額を低くするにはどうしたらいいかという情報の収集も熱心に行うでしょう。領収明細を求めるようになるかもしれません。
また、医者の選別も進むでしょう。同じ金額を払うのだったら、いい医者に看てもらいたいですから。
しかし、そんな方向への変革を叫ぶ声はほとんど聞かれません。
逆に、これまでそのような仕組みをとっていた「高額療養費制度」(1ヶ月で自己負担額(3割)が一定の金額を超えた場合には、超過した金額があとで戻ってくる制度)は、最初の自己負担段階から超過分の支払いをなくしていく方向のようです。
高齢社会ですから、医療費が大きくなると現役世代の保険料負担が大きくなります。税金の拠出も大きくなります。
病院で支払う料金に関心を持つことが、私たちの直接・間接的な負担の増加を防ぎます。
最終更新時間 2006年03月24日 07:30
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