いちばんやさしい経済状況のつかみ方(3)
経済を扱うとき、特にワケわかんなくなるのが「物価」。
名目GDP(国内総生産)や実質GDP、名目金利や実質金利、何が「名目」で何が「実質」なんだかさっぱりワケがわからない。
この「名目」と「実質」の差が、「物価」です。
実際に観察される数値は、「物価」という下駄を履いているので、下駄を取っ払ってみましょう・・・それが「実質」ですね。
1万円のモノの値段が5%上がって10,500円になったとしましょう。これは物価上昇率が5%ということ。
このときに、手元にある1万円が物価上昇と足並みをそろえて10,500円にならないと、お金の価値が下がったことになります。先日まで1万円で買うことができたモノが今や同じ値段では買えないということですから。
物価が5%上昇するなら、金利も5%上昇して、やっと釣り合いがとれます。
世の中の森羅万象はバランスをとろうという力学が働きますから、物価高⇒高金利、物価安⇒低金利となります。
物価上昇率よりも金利が低い場合には、お金を貸すよりも、モノを仕入れて値上がりを待ち、それを販売したほうが有利になります。やがて金利は物価に追いついて、有利な状態が解消され、バランスが保たれます。
好景気⇒物価高、不況⇒物価安。
景気がいいと企業が儲かって、私たちの所得も増えます。消費する意欲が高まるので需要が高まって、モノの値段が上がります。
逆に不況になると、需要よりも供給のほうが大きくなります。モノの値段は下がります。
これまで何年も、不況の影響でモノの値段は下落してきました。
金利が低いは当り前だったんですね。金利が0%でも、物価が下がっているうちは、所持している金額は同じでも、お金の価値は上がっていた(同じ金額で買えるモノが増えていた)ことになります。
物価は、世の中に出回っているお金の量にも影響を受けます。
お金の量が多い⇒物価高、お金の量が少ない⇒物価安。
フトコロにあるお金が多いと、ちょっとくらい高くても買おうか、となりますし、お金が少ない場合はできるだけ安いモノを探すでしょう。
最終更新時間 2006年02月22日 07:30
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