いちばんやさしい経済状況のつかみ方(2)
景気がいい⇒株高、景気が悪い⇒株安。
商品やサービスがガンガン売れて企業が儲かるようになると、企業に出資した人(企業の株式を買った人)も、企業価値の上昇に伴って株価も高くなるという恩恵を受けることになります。企業の利益が増えて配当が増えることも株価上昇の材料になります。
景気が悪いと、その逆回転の力学が働きますね。
企業の儲けが減ると、株主に配当されるお金は少なくなります。場合によっては、利益がなくて配当そのものがなくなる、いわゆる「無配」になる可能性すらあります。結果は株安。
低金利⇒株高、高金利⇒株安。
ここ数年、株や投資信託の売買をする人が増えた理由を考えてみましょう。取引を新たに開始した人の口からは、「銀行や郵便局の低金利ではやってられない。ぜんぜんお金が殖えない」というコメントが寄せられるはずです。
お金はあるけど、それが元本保証の預貯金だとなかなか殖えてくれない。思い切って、リスクのある投資商品、株や投資信託を買ってみようという気になっているんですね。
逆に金利が高いと、わざわざ損する可能性のあるリスク商品に手を出さなくてもいいのです。金利が高くなると株などを買っていたお金が預貯金に流れます。株価も市場の需要と供給の関係で決まりますから、需要がなくなれば(株をお金を出して買いたいという人が少なくなれば)、株価は低くなります。
ただし、株価というのは、将来を先回りして動くことが多分にあります。実体が伴っていなくても、「今後そうなるかも」という観測が市場に流れるだけで値動きが活発になるのです。
株式の世界ではよく「織り込み済み」などという表現が使われます。将来起こるかもしれないことが、まだ起こってもいないのに株価に反映されるという意味です。
株価は、実体経済の半年から1年ほど先を行っているとも言われます。
さきに、金利が上がると株価が下がるといいましたが、金利の上昇トレンドはさらなる好景気の証なので、実際には株価は上昇します。
ライブドアショックの時に「風説の流布」という言葉が話題になりましたが、実際には行われていない根も葉もないことでも、情報が流れるだけで敏感に反応してしまうのが株価なのです。
最終更新時間 2006年02月21日 07:30
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