いちばんやさしい経済状況のつかみ方(1)
経済や景気の動きについては、昨冬のボーナスの額や買い物するときのまわりの雰囲気、日常生活のなかでなんとなく感じる気分などで、みなさん直感的に把握している。そう、それがおそらく正解!
「景気」は、「景」も「気」も実体のないもの。
景気の回復というのは、実のところ、「これまでの暗~い雰囲気を一新して、せめて気分だけでも明るくなろうや」という精神的なところが出発点で、そのあとに企業の業績や私たちのボーナスや人手不足などの数字(実績)が追いついてきているのでしょう。
・・・決して、実績が起点ではありません。キモチ、キモチ。
さて、経済動向は、肌で感じる雰囲気がもっとも説得力、納得感を持っているでしょうが、その上に経済の一般的な法則性を知っていれば、もっともっと生活に役立てることができます。「今」を感じるだけでなく、将来を推測することもできてしまいます。
では、景気と金利の関係を考えてみましょう。
景気がいい⇒高金利、景気が悪い⇒低金利。
90年代はずっと不景気の10年間でした。この不景気の中で金利がどんどん下がっていったのは、記憶に新しいところ。そしてその金利は、まだとてもとても低い水準に置かれたままです。
不景気だと、日本銀行は景気を刺激するために金利を低めに設定します。金利が低くなれば、企業がお金を借りやすくなります。借りたお金で新しい商品やサービスを作ることができます。
逆に、景気がいいと商品やサービスを提供する人や会社は儲かります。儲かるようになると、多少金利が高くたってお金を借りて商品やサービスを作ろうってことになりますね。
お金の量が少ない⇒高金利、お金の量が多い⇒低金利。
現在、日本銀行が「量的緩和をどうするこうする」と言っていますが、今は日本銀行が金融を緩和していて、市場にお金がたくさんある状態です。キャベツやレタスがたくさん収穫されるとスーパーで値段が安くなるのと同じで、お金の値段である「金利」も、お金がたくさん出回っていると低くなります。
逆に、市場にお金の量が少ないと(日本銀行がお金の供給量を減らすと)、金利が高くなります。
つい数年までは、景気が悪くて低金利、お金の量が多くて低金利でした。
そして現在は、景気がよくて高金利のはずが、お金の量が多すぎて結果的には低金利、という状況にあるようです。
しかし、そろそろ日本銀行もお金の供給量を絞り込むかもしれないぞ、と言われています。・・・・そうすると、どうなる?
最終更新時間 2006年02月20日 07:30
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