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2006/01/24

インフレでお金の価値が下がる時には?

 つい、1、2年前までは「デフレ、デフレ」と騒がれていました。デフレとは、モノの価格が下がること。

 モノが売れないと、会社は買ってもらうため商品・サービスの値段を下げざるを得ず、値段を下げると、企業の業績が悪化します。業績が悪化すると、企業で働く人のお給料も少なくなり、給与が少ないと、モノを買うことができなくなります。あるいは、できるだけ値段の安いものを買うようになります。

 モノの値段が下がるということは、「お金」の価値が上がるということでもあります。

 今年100円で買えていたモノが、来年は90円になるとします。同じ100円で、来年は今年より買えるモノが増えるので、お金の価値は上がるのです。

 デフレ時代には金利が下がります。「ゼロ金利だからまったくお金が増えない」という不満がいまの巷には渦巻いていますが、実のところ、モノの値段が下がっているうちは、金利がゼロで利息がなくても、お金の価値は上昇していました。・・・・ただ、自分が持っている通帳の金額は増えなかったので、実感としてはわかりづらいのですが・・・。

 さて、「インフレ」はこの反対。だんだんと景気がよくなってきています。

 最近は物価が上昇しはじめているという統計も出てきています。

 インフレになるとお金の価値が下がります。今年100円で買えていたものが、来年は110円出さないと買えないという状況が出てくるかもしれないということです。

 給料が物価上昇分以上に上がると、これまで購入できていた同じモノを買うことができますね。・・・問題は、この世知辛い時代に給料が増えるか?想像しにくいことですね。

 金利が上昇してもいいですね。物価上昇分以上の金利上昇を見込むことができれば、お金の価値が目減りした分、利息によって金額が増えることになりますから。・・・ただ、そこまで金利が上昇するかどうか?が問題です。

 インフレの到来を予想して、最近はインフレに強いとされている金融商品がよく売れています。

 元本保証型の商品では、おなじみの「個人向け国債 変動金利型」。昨年の販売は過去最高、販売額は7兆円を超えたようです。

 他の金融商品とくらべて利回りが高いこと、さらに、変動金利型の商品であることが、たくさん売れた理由のようです。

 変動金利型の商品は、市場金利に連動して利率も変化します。世の中の金利が上がれば、この商品の金利も一緒に上がります。これがインフレに強いとされる理由です。固定金利型の商品だと、市場金利が上がっても、商品の金利はずっと据え置かれますから。

 物価の上昇局面では、市場の金利上昇に連動する「変動金利型」がいいとされています。

 また、インフレに強いものとしてのここ最近の売れ筋は、なんといっても株式と投資信託でしょう。これらは元本が下回ることのあるリスク商品ですが、一般的には物価上昇以上の利回りを確保することができるからです。

 ただ、あまり無茶をしないことが肝要ですが・・・。

最終更新時間 2006年01月24日 07:30

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