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2006/01/23

生命保険会社も金利が上がると思っている。

 先々週の金曜日に、「銀行も金利が上がると思っている」というテーマの発信をしました。

 そして今日。今度は生命保険会社です。

 ネタは先週の月曜日の日経新聞1面。

 「日本生命 2月から予定利率 上げ」・・・というもの。

 今回も申し上げたいのは、ひとつの生命保険会社のトピックではなく、私たちを取り巻くこれからの経済環境、金融環境を、日本の最大手の生命保険会社がどのようにみているということ。

 専門家がたくさん集まっている会社のとらえていることは、私たちも充分に参考にすることができます。われわれの今後の生活の変化を予測することができます。

 今回予定利率アップの対象になる保険商品は限定的(保険料を申し込み時に一括して支払うタイプの保険ですべての保険商品ではありません。少なくとも私たちが普通に加入する保険ではありません)で、引き上げ幅は0.05~0.1%。


 まず「予定利率って何?」ということからはじめましょう。

 予定利率とは、保険会社が契約者、いわゆるお客様である私たちに約束してくれる運用利率のこと。

 普通の生命保険に加入した場合、私たちは保険料を毎月払います。保険料は契約時に決まり、その金額をずっと支払っていけばいいのです。保険金額や満期保険金も契約するときに決まっています。

 保険料も保険金も決まっているということは、保険料を運用する運用利率も決まっているということになるのです。実際の運用は水モノなので、本当に運用成果があがるかどうかはともかく、保険会社はお客さんにはそれを契約時に約束します(「○%で運用します」とは宣言されませんが、保険金と保険料が決まっているということはそういうことなのです)。

 約束した利率よりも成果が高ければ保険会社が潤ったり、お客さんに配当金が支払われたり。運用成果が悪ければ、「逆ザヤ」が生じて、保険会社の経営は苦しくなります。

 「予定利率を上げる」とは、これまでよりも高い運用利率をお客様に約束すると宣言することです。宣言する会社にとっては、リスクがあります。・・・・それでも「利率を上げる!」と言っているのですから、高い利率で運用する自信があるということなのでしょう。

 当然、運用面での会社の努力もありしょうが、生命保険も金融商品。マーケットの動向に大きく左右されます。

 このままいくと市場金利が上昇すると思っているから、「予定利率もある程度上げても大丈夫だろう」という判断が働いたと考えるのが順当です。

 予定利率が上昇したらどうなるか?

 これまでと同じ保険金(満期保険金)の保険だと、私たちが支払う保険料が安くなります。(安くなるのだったら今必要な保険に入るのを待って、利率がアップしてから加入しようという気持ちが働きますが、それはどうでしょう・・・今おなかが減っているのに、いつやってくるかわからない値下がりまで空腹のままガマンするのと似ていますね)。

 予定利率上昇の背景となる市場金利が上昇したら、私たちの生活にどんな影響があるでしょう?

 メリットとしては、預貯金の金利の上昇,など。
 デメリットとしては、住宅ローンなどの借金の金利の上昇、など。

ですね・・・。

最終更新時間 2006年01月23日 07:30

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