円安動向の理由。
2005年もあと2ヶ月足らずのところまできて、円ドル為替相場は1ドル=117円台。
思い起こせば、今年の初め、1月には今年の最高値101.88円があったのに。
どうも私たちは、過去にさかのぼって、「過去に最も有利な行動をしていたら、いったいどうなっていたか?」を考えてしまいがち。
つまりは、現実的にはまぐれ以外ではありえない今年の最高値101.88円でドルを買って、15円円安の今、売却したら利益はいくらだろうと、ついつい電卓をたたいてしまうのです。
そして、元本が10万円だったら、50万円だったら、100万円だったらと、嬉しいような悲しいような表情をしながら、暗算を繰り返してみるのです。
さて、なぜ、円安になってきているのでしょうか?
経済がよくなると、その国の通貨は強くなる、つまり円高になるというのが定説である。しかし、実際はその逆。
現在いわれているその要因は、
・個人投資家が投資信託などを通じて外貨投資を盛んに行っているため、ドルが購入され、需要のある通貨、ドルが高くなっている(つまり手持ちの円が売られてドルが買われているから、円安ドル高になっている)。
・日本経済がよくなったおかげで輸入が活発に行われているから円安ドル高になっている(輸入をするためには、手持ちの円をドルに買えて商品を購入する必要がある。そのために円を売ってドルを買うから)
・日米の金利差が拡大傾向にあるために、金利の高い米国に資金が流出しているから(ちなみに日本の長期金利は1%後半だが、米国の長期金利は4%台。当然お金は国境をまたいで、ドル買いが進む)
などです。
いずれも、円安の理由になっています。
為替相場については、エコノミストがいろいろ理由や予想を述べていますが、実際のところは、「あとづけ」の理屈が多いように思います。
もし今、円高が進行していたとしても、どこかから適当な事実が持ってこられ、理由の説明がなされるのでしょう。
外貨投資は、為替相場を予測することは困難ながら、外貨は日本にくらべて金利が高いので、もし為替が円高に振れても利息で相殺できるし、場合によってはそのまま円に転換せずに外貨で持ち続けることができる、と腹をくくって臨んだほうがいいと、私は思っています。
利息相殺効果を出すには、やはり、数年間の長期投資が前提になりますね。
最終更新時間 2005年11月09日 07:30
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