投資信託の収支計算。
今週の月曜日まで、「投資信託入門」を11回に渡ってお伝えしました。
その後、読者の方からご要望をいただきましたので、追加したいと思います。
考えてみれば、実際に投資信託を持っている人は、実際にこれでいくらもうかったのか知りたいですよね。
そして、その方法がよく分からないでいる人も多いと思います。
特に、最近では、毎月分配型とか隔月分配型など、とにかく定期的に分配金を出すことをウリにした投信を持っている人が多いから、ややこしいですね。
投資信託の収益は、基準価額と分配金の合計で考える必要があります。
基準価額が上昇すると、株価が上がるのと同じで、値上がり益を得ることができます。
分配金は株式における「配当金」と同じ、いわゆるインカムゲインに相当します。
事例で、一緒に考えてみましょう。
分かりやすいように、1口1円の投資信託を100万口購入したとしましょう。購入時の基準価額は10,000円とします。
100万円のお金を投資したことになりますね。
この投資信託、毎月、分配金を1万口に対して40円出すことにしています。この場合、100万口保有していますから、この人には毎月4,000円の分配金が振り込まれることになります。
分配金が支払われた場合、基準価格はその都度、40円下がります。
購入時と値動きに変化がない場合、1ヶ月後の基準価額は9,960円になります。
1ヵ月後の時価を計算すると、9,960円×100万口=996,000円
キャピタルゲインは4,000円のマイナスですね。
1ヶ月後のインカムゲインは、40円×100万口=4,000円
キャピタルとインカムを合計すると、100万円になります。
投資した金額に対して、変化していないということですね。
ただ、分配金の40円は、支払いの時点で10%の税金が引かれていますので、実際には、やや元本割れになるでしょう。
常に、「投資した金額」と、
「基準価額で計算した時価+それまでの分配金の総額」と比較することで、損益を確認することができます。
ちなみに、分配金のもらい方には、現金でもらう方法と、分配金を使って同じ投信を購入する方法があります(再投資型)。
現金でもらう場合は、上のように、10%の税金が引かれますが、再投資をする場合は税引き前の金額が投資され、また、投信の購入時に販売手数料が取られませんから、投資の効率がよくなります。
分配金をもらうのが、お小遣い感覚でうれしいという人にはいいのですが、もらったところで、使い道がない、そのままにしておくだけなら、再投資をするほうがいいでしょうね。
最終更新時間 2005年10月07日 07:30
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