投資信託入門(11)
「投資信託入門」を2週間以上も続けてしましましたが、本日、ここいらで最後に致したいと思います。
今日は、投資信託のコストについてです。
投資信託の唯一のデメリットは、このコストでしょうね。
そう、これが結構かかるからなのです。
株式を個別に買ったり売ったりする場合は、売買の時に手数料が発生します。買うときに1回、売るときに1回。・・・しかし、株を保有している間にコストはかかりません。・・・その間はただただじっと持っているだけですから・・・。
債券を個別に買う場合は、買うほうからみるとコストはかかりません。簡単にいうと、定価の中に手数料が含まれているのです。
まるで、電気製品を買うのと同じですね。
20,000円の価格(消費税込)のi-podを買うのに、別途、「手数料を1,000円いただきます」と言われることはありません。20,000円のなかに、小売店の利益やコストが含まれています。
債券の場合は、そんな仕組みなのです。
それに対して、投資信託の場合は、買うときにコストを払い、保有している間にも「チャリン」とお金が落ちていき、場合によっては、売るときにもコストが差し引かれます。
それぞれは、販売手数料、信託報酬、信託財産留保額、と呼ばれます。
販売手数料は、投信を買うときに支払います。
たとえば、100万円を出して投信を購入する場合、そのうちの3万円は販売手数料として差し引かれ、実質の投資金額は97万円になります。
100万円の投資金額に対して、最初はマイナスからスタートすることになりますね。
投信の販売手数料の料率は、投信によって違っており、場合によっては、無料ものも出てきています。販売会社によって違うのではなく、投資信託ごとに決められています。
だいたい、料率は、消費税を除いて1%~3%程度が多いようです。
次に、信託報酬。これは、預かり財産に対して発生します。
運用お任せ代とでも言ったらいいでしょうか?
投資信託の場合は、個別具体的な運用をファンドマネージャーに任せることになるので、運用委託手数料を払わなければなりません。
投資金額に対して、だいたい0.5%~2.0%の間で投信ごとに決まっています。
新聞で毎日発表されている「基準価額」は、信託報酬が差し引かれたあとのものですから、このコストをあまり意識することはないでしょう。
最後に、信託財産留保額。
投信を解約したときに発生する場合があります。多くの投信は投資金額に対して0%ですが、場合によっては0.3%~1%程度のコストがかかる投信があります。
「投資」は「消費」とは違って、ついついコストに気を回すことを怠りがりになります。
消費ってのは、支払う金額すべてがコストですから、分かりやすいですね。支払う金額をとにかく安くすることが得になります。
一方、投資ってのは、運用に回すお金と運用するために支払うコストを別に考える必要があります。同じ色の「お金」を区別しないといけないので、やや混乱してしまいます。ちゃんと意識しないとこんがらがってしまいます。
しかし、運用利率に対してマイナスの影響を与えるのですから、きちんと、買う前に、理解しておかないと、あとで後悔することになります。気をつけてくださいね。
最終更新時間 2005年10月03日 08:47
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