「金利が低い」といいますが・・・。
「お金を銀行に預けていてもさっぱり利息がつかない。何の楽しみもない」という声が巷にどっとあふれ、実際に私もそう言っています。
「72の法則」を適用すると、現在の1年満期の定期預金金利0.03%だと、複利で増えたとして、預けた金額が倍になるのはざっと2,400年後。
2,400年後は想像つかないから、過去にさかのぼってみよう。2,400年前というと、世界は紀元前400年。
おもな出来事は、メキシコのポポカテペトル山の噴火(こんな山知らない)。その他、哲学者プラトンが学校アカデメイアを創設。ソクラテスもこのころの人物である。
このころに100万円(円なんて存在しないが)を銀行(銀行なんてあったのかどうか)に預けていたら、ちょうど今頃200万円になっているという勘定です。
ちなみに、「72の法則」というのは、預け入れたお金が倍になるのにかかる年数を簡易に計算する方法。さきほどの例でいうと、72÷0.03=2,400という答えが導き出される。72を金利で割るんですね。
「2,400年もかかった日にゃあ、人生を何度やり直したってキリがない」ということから、ここ数年、預貯金から投資信託や外貨などへ一部の資産の移し換えが進んでいます。「利益を出すために、リスクをとることもやむなし」ということでしょう。
ただ、銀行などで表示されている「金利」はあくまで「名目金利」であることに注意が必要です。
金融機関の店頭で「実質金利」が話題として取り上げられることはあまりありませんし、日ごろ、具体的に表示されることもありません。
しかし、本当に押さえておくべき金利は、この「実質金利」。
「実質金利」は、「名目金利-物価上昇率」であらわすことができます。
100万円のプラズマテレビが1年間に105万円に値上がり(物価上昇)したとしましょう。同じ1年間の金利が4%だとすると、100万円が104万円になります。
1年前なら現金100万円で100万円のプラズマテレビが買えたのに、1年が経過すると、104万円出しても同じプラズマテレビ(105万円)を買うには、1万円を追加で支払う必要があります。・・・いわゆるインフレ。
逆に、1年後のテレビが100万円から95万円に値下がり(物価下落)し、金利が0%だった場合、現金100万円でテレビを買うと、5万円のおつりがきます。・・・いわゆるデフレ。
ここ数年は、デフレだといわれてきました。
消費者物価指数の過去数年の推移をみると、
1999年度:前年比▲0.5%
2000年度:前年比▲0.5%
2001年度:前年比▲1.0%
2002年度:前年比▲0.6%
2003年度:前年比▲0.2%
2004年度:前年比▲0.1%
したがって、名目金利がほぼ0%の現在ですが、実質金利はもっと高いということになります。利息は増えなくても、お金の価値が上昇し、購入できるものが増えているということです。・・・・といっても、わずかですが・・・。
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最終更新時間 2005年08月02日 07:30
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