住宅ローンの繰上返済マジック。
住宅ローンの返済を抱えていても、貯蓄が徐々に増えていかないとなんだか不安なもの。
その貯蓄を取り崩してローンの繰上返済をすると、一気に蓄えがなくなってしまう。・・・・一抹のむなしさを感じてしまうのも頷けます。
ここで、ちょっと冷静に考えてみましょう。
もちろん、生活にはある程度の貯蓄が必要です。貯蓄額はご家庭によってさまざま。子供の教育費として、近い将来に一定額のお金が必要な場合、そのお金を繰上返済に回してしまったら、子供が可哀相。
万が一病気やけがで入院するような事態になれば一時的に出費がかさむ。
そのための備えのお金(まあ、数十万程度か?)を繰り上げると、困ってしまいます。
ある程度の蓄えを残すのは当然として、それ以外のまとまったお金は、思い切って繰上返済に回すのが合理的な選択。
繰上返済とは、ローンの元本部分を一気に返すことによって、それ以降に支払わなければならない利息をどっと削減して、しかも、返済期間も短縮してしまうワザなのです。
ここで、返済利息についてみてみましょう。
金利3.0%、借入金3,000万円、返済期間30年の場合、元利金等返済方式での返済総額は、なんと!!約4500万円にものぼります。元本3,000万円に対して1,500万円もの利息を支払わなければならないということです。
この1,500万円の利息支払いはいかにも、もったいない。
コツコツ貯蓄をして、ほとんど利息がつかず、元本ばかりを積み上げるよりも、ローン返済に充てるほうが、差し引きは圧倒的な「得」になります。
先日、あるお客様の繰上返済のご相談を受けた事例でいうと、現在のゆとりのお金350万円を繰上返済することで、返済利息削減額は430万円と出ました。
350万円はいずれにしても返済すべきお金。それを今まとめて返すことで、430万円の利息を払う必要がなくなるのです。
おまけに35年返済の予定が、28年返済になりました。
適用されている金利や繰上返済のタイミングにもよりますが、退職金が出るまで待って繰上返済をするのと、今あるまとまったお金を繰上げに充てるのでは、できるだけ早いほうが、利息削減効果は「大」です。
最終更新時間 2005年08月09日 07:30
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