長生きリスクをどう生きる?
本日より、FPオフィス Work works.中村がファイナンシャルプランナーとして、生活にかかわるお金の話をさせていただきます。・・・よろしくお願いします。
本日の報道によると、2004年の日本人女性の平均寿命は85.59歳で20年連続の長寿世界1なんだとのこと。毎年厚生労働省が公表する簡易生命表で判明。男性は78.64歳で世界2位。男女とも過去最高を更新したんだそうだ。
昨年生まれた赤ちゃんが80歳まで生きる割合は女性が76.8%、男性は55.2%。
これが、いわゆる、「長生きリスク」というもの。
男性は、平均寿命が78.64歳だから、この年齢で同級生が半分亡くなっているのかと思いきや、80歳になっても、約55%が存命。
この長寿が、私たちを不安にさせている元凶。
65歳を超えるお年寄り向けのセミナーで、「簡易生命表」を配り、「さて、あなたはあと何年生きるでしょう?」と露骨に質問すると、笑いながら「え~!まだそんなにぃ~」というリアクションが起こる。
上の平均寿命とは0歳時の平均余命のこと。65歳時の平均余命は、男性が18年(65歳に18年を足すと83歳)、女性が23年(65歳に23年を加えると88歳)。
一方、人生の中で充分な収入がある時期とそうでない時期を見てみると、勤労収入があるのは20歳から60歳までの40年間(今後は65歳までの45年間に近づくでしょう)。それからの日々は多くの人は公的年金や企業年金が頼りだ。
さて、その公的年金の将来は不透明だし、企業年金には「確定拠出年金制度」が導入され、自分の退職年金は自己責任で運用しなさい、という潮流。
おまけに経済のグローバル化の影響を受けて、景気が上向き加減になっても思うように給与は上がらない。賞与は若干の上昇傾向が一般的には見られるようだが、それは業績連動。
さらに、人事制度には成果・能力主義が導入され、これまでのような年功序列でもなければ、終身雇用でもなくなってきた。
「自己責任」がキーワードとなるこれからの時代に必要な私たちの生活の心構えは、会社と同じように私たち自身が、自分や家族の「事業計画」を立てること。・・・・いわば「家庭の経営計画」。
「計画」が必要な真面目な理由は、放っておいたらどうなるかわからないから。。。。会社も同じでしょう。
・・・だから、自分たちの「思い」や「意志」をはっきりさせておくことが重要。またメンバー同士で計画を共有化しておくことも肝要。
「戦略立案とは何を捨てるかを決めること」といいますが、「家族の経営計画」も同じです。優先順位をつけるということ。
・・・ただ実際は、夫婦間でお互いが自分たちの将来について何を考えているのかわからないという夫婦が大半。
計画は何となくではなく、なるべく具体的に長期的な数値計画を立案すること。
会社だって5年先はわからないんですから、家庭だって、わからないはず。しかし、計画を立てることは自分や家族の現状と将来についてちゃんと考えること。環境変化や不測の事態があれば柔軟に変更すればいいのです。
いまや生活様式も多様化してきて、少し視点を変えたり、別の世界の人と交流して視野を広げてみたりすると、目の前にはこれまで気がつかなかったいろいろな選択肢があるはずです。
最終更新時間 2005年07月22日 17:04
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