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2007/07/16

ヒュー・ジョンソン語録

今度はワインライターのヒュー・ジョンソンの語録を紹介します。彼は1939年生まれなので、ロバート・パーカーより8才年上になります。ロンドン生まれ。私も「ポケット・ワイン・ブック」にはお世話になりました。前回のロバート・パーカーと同じく、葉山考太郎著「偏愛ワイン録」の要約と私のコメントで構成しました。意外にパーカーよりジョンソンのワイン評に共感する日本人も多いと感じています。

-たった一種類だけ無人島に持っていけるとしたら?

「トカイワインだ。それ以外だと、シャンパンのドンペリ(ドン・ペリニョン)かポル・ロジェのサー・ウィンストン・チャーチルかな。ボルドーのラトゥールみたいなワインは私には濃くて大きすぎる」

-トカイワインは彼が資本出資している会社のもの。つまり宣伝かもしれませんが、本人は否定しています。いわく、美味しいから出資したのだと。ちなみにロバート・パーカーは親戚が経営しているワイナリーのワインは公平性を期すため評価の対象外としています。

-二日酔いはしないの?

「しょっちゅう二日酔いになる。二日酔いで試飲するのはつらいが、それは最初のうちだけ。とにかく二日酔いは無視する。二、三種類テイスティングすると、舌と鼻がワインに慣れて、いつもどおり試飲できる条件が整う。プロの習性だ」

-ご立派ですね。アマチュアはマネをしないように。

-ワインライターの使命は?

「いろんな考え方があるが、私は記事や本を読んでくれている人に、さまざまな話題を提供することだと思う。だからワイン自体にとどまらず、ワインの歴史、生産者の人柄、畑のある場所など、興味をもってもらえそうな話題を書いている。また、私がウマいと思ったワインをみんなに飲んでもらいたいとも思っている」

-これはボクの食ブログにも共通した考え方ですね。よかった。

-ロバート・パーカーをどう思っている?

「これまで何度も一緒にテイスティングしたことがあるし、話もしたことがある。パーカーはすごくイイ男だ、冷静で、理知的で。パワフルすぎて、世界中に大きな悪影響を与えているがね(これは冗談だけど・笑)。彼の味覚は、アメリカ人の味覚そのものであり、ヨーロッパ人のそれではないし、日本人の味覚とも大きく違う。フランスのワイン生産者は、アメリカのマーケットが最重要と思っているのでない限り、アメリカ人の味覚に従う必要はない。市場的にはヨーロッパのほうがはるかに重要だからだ」

-アメリカ人とイギリス人が味覚について議論するのはちょっと違和感がありますね。両方とも名物料理がおいしくない、、、。しかしどちらかと言えば、ボルドーを沢山輸入して育てたイギリスに軍配はあがるでしょうね!

最終更新時間 2007年07月16日 23:29

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