ワインの帝王、ロバート・パーカー語録
今日はいつもと趣向を変えて、葉山考太郎氏の著作「偏愛ワイン録」の中の、ワインの帝王と言われるロバート・パーカーとのインタビューの一部(の要約)を紹介致します(詳しくは原典をお読み下さい)。彼のプロフェッショナリズムには感動しました。
パーカーは1947年米国ボルチモア生まれです。84年に弁護士を辞し、ワイン評論家に専念。78年からワイン評価レポート「ザ・ワイン・アドヴォケイト」を発刊しています。このレポートで世界市場でのワインの値段が決まってしまうほどの影響力があるんですよね。
では、一問一答に書き換えて、ボクの感想もまじえた形式でお読み下さい(パーカーの発言は原典のままです)。
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パーカーさんにとってワインはどんな意味を持っているの?
「ワインは人を動かし、幸福にする力をもつ。そうじゃないと、私はワインを飲まなかったね。ワインは文明の一部、人生の一部、人間の喜びといっていいだろう」
ワインの偉大さを信じないとできない仕事ですよね。
成功の確信したのはいつ?
「1982年のボルドーを評価したとき。一人だけ買いを奨めた。それと1983年のブルゴーニュを評価したとき。一人だけ慎重になるよう警告した」
大方の意見に迎合しないで自らの基準で意見を言う勇気がスゴイですね。実力の裏つけがあってのことですけど。
成功の秘訣は何だったのでしょう?
「私は自分の信念に従って、いつも最大限の努力をして、いつも学び、できうる限りのことをする。いつもそれを心がけてきた。それが26年たって、うまくいっていることが分かったんだ」
信念、努力、学びを行う。成功は後からついてくる。この順番が大切だと思いました。
信念って?
「私はワインを飲まない農家に生まれ育った。ワインに情熱があれば何でもできることがわかる」
アメリカンドリームですね。
情熱って?
「私はこの仕事が大好きだ。毎日、いろんなことが学べるし、若い人にワインの魅力を伝えることもできる」
やはり好きじゃないとね!
学びって?
「ワインの前では、いつも生徒なんだ。26年間、同じ情熱を持ってワインに向き合ってきた。ワインを飲むたびに、いつも新しい発見がある」
なるほど。この謙虚な態度が必要ですよね。
手に入れた成功の意味は?
「過去に住むつもりはなので、26年間の成功は、私に大きな意味はない」
過去に安住しないところが第一線で活躍する条件ですよね。サスガ。
評価は客観的ですか?
「嗜好の世界はすべて主観の世界だ。ここにあるコーヒーに対してもいろんな意見があるだろう。しかし芸術品には、万人が一致して偉大な芸術品だと認めるものがある。ワインの偉大さは、定義できると思っている」
なるほど。主観的評価が一致することは、確かに、たくさんの実例がありますよね。世の中、客観的に評価できるものの方が少ない・・・。
では好きなワインが高い評価を獲得するの?
「私は好きじゃないワインには高い評価はつけないよ。でも私が好きなタイプのワインじゃなかったけど、高得点をつけたものもある。偉大さがにじみでたワインは高い評価をする」
ワイン評論家の成功のポイントは?
「ワイン評論家の使命は、幅広いワインを紹介して、読者の選択の幅を広げることだ」従って「ワインの批評家・コメンテーターとして、二つの大きな責任があると考えている。読者に対してワインを的確に評価することと、生産者に対して公平であることだ」
パーカーが仕事を始めた当時は、評論家は生産者の息がかかった人ばかりだったそうです。なので彼は成功のタイミングを掴めたと分析しています。それにしても、ミッション意識と厳格なルールを自らに課すのは、さすがプロ。
何でも食べるんですね。
「私は、飲み物も、食べ物も、人間に対しても、常にオープンマインドで、一切の偏見はない。何でも食べて、何でも飲むんだよ」。
強い好奇心、オープンマインド故の偏見のなさ、幅広い飲食経験が、的確な評価を支えているんでしょうね。そういえば韓国人の?養子もいるとか。
どのように勉強したの?
「ヒュー・ジョンソンやアンドレ・シモンの百科事典のような本を買ってきて、一生懸命、勉強した。そして、外を歩くときはいつでも、周囲の香りやにおいをかいで、香りをカタログ化していったんだ。それを全部書き留めて、しっかり覚えた。こうやって、においの素を抽出して、嗅覚の訓練をして、ワインの香りに適用したんだ」。
座学に加え、自分なりの工夫をして身近なところで訓練しているのがスゴイですね。普通はなかなか書いて覚えたりはしませんよね。
100点満点で評価するパーカーポイントは加点法?
「私はワインのよい要素を見つけるごとに、(減点法ではなく)点数を加えたいと考えたんだ。ワインを飲むのは楽しいことだからね」
楽しいから加点法。納得?
コメントの書き方は?
「試飲コメントを書くときには、できるだけシンプルな表現を心がけたね」「サッサフラスの香りがして、なんてマニアックなことを書くと、ワインスノッブは喜ぶかもしれないが、普通の読者は一歩引いてしまう」
読者に対して「僕は知ってるぞ」ではなく「君に役立つぞ」とのスタンスは、サスガ、モノゴトを分かっていますね。
テイスティングのときの味覚、臭覚のリフレッシュ方法は?
「まずはたっぷり休養をとることだ。そして水を大量に飲むこと。また、テイスティングは私が決めたワインを私が決めた順番でしている。同じ系統、同じテロワール、同じ風味のワインを一つのグループにして、試飲するんだ」。
そうすれば、味覚、臭覚の混乱もなく、微妙な違いも見分けられるということですね。僕はまだまだで、極端に違うワインでコントラストをつけてもらわないと、なかなか違いが分からない・・・(笑)。
ホント、彼のプロフェッショナリズムには脱帽です。
最終更新時間 2007年05月20日 17:02
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こんばんは。
独身自称食通の者です。
オハラスレストランから辿り着きました。
札幌「メゾン・ドゥ・サヴォア」には20歳頃に行きました。
グランドホテルのグランシェフ(三国さんが修行したHTL)
は無くなってしまって・・・・残念です。。。。
去年知らないで行っていて本当に良かったです。
来月誕生日なので行ってこようと思います!
もう、十数年ぶりです!!
投稿者 はな : 2007年07月10日 19:37










