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2007/05/11

企業におけるマーケティングの位置づけ

連休も明けるとすっかり休み気分も吹き飛ぶ毎日をお過ごしのことかと思います。
さて、今回は皆さんの会社におけるマーケティングの役割について確認してみていただこうと思って書いています。
というのも、マーケティングの役割について、一般の認識では誤解されていることが多いのです。企業のマネジメントの理解不足も大きな課題であることは、マーケッターが集まるといつも話題にあがります。マーケティングがこれほど重要だといわれている昨今でも実情は、あまり変わっていないように思います。

まず、皆さんの会社の組織図を見てください。マーケティング部門がどこにぶらさがっているかで、だいたいの企業の姿勢を読み取ることができます。まず、最もよくない例の典型として言われるのは、営業部門のサポート、もしくは配下に設置されている企業です。
販売は、製品が完成してからの活動ですが、マーケティングは製品がかたちになる前から必要な機能です。“顧客が求めているもの”、“自社が何を提供すべきなのか”をあらかじめ、探り、その後の市場投入、価格、プロモーションなどもマーケティングによって決定されます。
次に、よくあるケースとして製品開発部門やR&Dの一部としてリサーチ部門やプロダクトマーケティングの機能のみが乖離して機能している企業です。これも前述と同様、製造・購買、研究開発などは市場における企業活動を支える機能です。
また、広報・宣伝部隊の一部(兼務)機能とされている場合も多々ありますが、これは人員(ヘッドカウント)を十分に確保できない、もしくはしない企業に多い組織構成であることが多いと感じます。もちろん、戦略から施策にいたる一連の流れで作業する上では、むしろやり易い組織構造の場合もありますが、PR、宣伝の業務の”おまけ”として行われたり、マッチしないスキルセットの人員で運用されている点が問題だと感じます。
これからの時代、情報の確保には苦労しません。むしろその溢れる情報を加工し、独自の解釈を行える人材、さらに最も重要視されるコンセプトメーカーやマーケティングアイデアを創造できるプロ集団をどれだけ育成・確保できるかが将来的に企業の存続にかかわる重要な決め手になると思います。

そのほかにも企業の重要な役割を担っているにも関わらず、経営層がマーケティング部門に大きな関心と時間を割かないことも、残念な現実です。
究極の話をするとドラッカーも「マーケティングの目的は販売を不要にすることだ」としていますし、コトラーも「マーケティングは生産物のうまい処理法を見つけるための技術ではない。本物の顧客価値を生み出すための技術だ」と述べています。
つまり、顧客との長期的なリレーションによって企業価値を創造するためにマーケティングは、営業のサポート部隊でもないし、目の前の取引に注力する小間使いではないということです。もちろん、そうでない企業もたくさん存在しますし、「マーケティングは、あまりに重要なので、マーケティング部門だけにまかせてはおけない」とか、「本当に優秀な企業では、誰がマーケティングの人間か区別がつかない。個々が顧客への影響や反応を意識したアクションを心がけている」といった話もあります。
私も、なるべく「お客様の考えているさらに一歩先を見越して、何かをご提示できるようにしよう」と心がけるよう努力はしているのですが….

最終更新時間 2007年05月11日 16:07

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>究極の話をするとドラッカーも「マーケティングの目的は販売を不要にすることだ」としていますし、コトラーも「マーケティングは生産物のうまい処理法を見つけるための技術ではない。本物の顧客価値を生み出すための技術だ」と述べています。

上記理想と、現実のギャップに悩みつつ、業務をこなしています。先日、mixiのマーケティングの巨大コミュニティ(12711人 )で、「製品と商品の違い」というトピックスで、大盛り上がり。久々に50を超える書き込みがありました。

そこで私もコメントしたのですが、やはり「文化」や実装としての「組織」が、日米では違うなぁと思います。その「組織」の部分について分かりやすく、まとめてあり、参考になりました。

投稿者 tkawai : 2007年05月14日 00:18

コメントありがとうございます。
確かに、理想と現実のギャップ、私もいつも苦労しております。
正直、実践する上でなかなか理論に基づいたことはできないのが実体です。
日米でも違うことは多々ありますが、違った意味で
アジア各国の違いにも戸惑うことがあります。
韓国などは、かつての日本の会社組織を参考にされていることが多いのですが、実際に韓国の某大手企業とお仕事した際には、かなり苦労しましたがいい勉強になりました。

投稿者 Imazu : 2007年05月14日 19:46

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