顧客の『言葉』にヒントを感じる力!
今回は、市場調査の中でも重要なグループインタビューについてのお話です。
ご存知の通り、アンケートなどの定量調査は、サンプル数が多い場合の傾向値の把握に効果的です。しかし、“実際の購入理由”や“使い勝手”などに関する情報を得るのには不向きです。一方、定性調査は聞き取りなどの細やかな情報収集の方法をとります。
グループインタビューは、その中でも生活者の生の声を自由で気軽な意見として収集できるので、よく使われます。
企業のマーケティングの担当者は、生活者の生の考えや意見に触れることで改良点や新たな発見をすることが最大の目的となります。
実施の前の調査企画の段階での課題や仮説を立ててインタビューに臨んだり、発言内容をどのように分析するかなど、ノウハウはあります。
しかし、最も重要なのは、顧客の発する『言葉』に敏感になることです。
顧客の言葉が本音であればあるほど、調査テーマにすんなり合致した答えを与えてくれるとは限りません。ヒントは与えてくれます。
分析する場合は、このヒントである『言葉』が示すなにかを感じ取る力が要求されます。
アンケートで単純に見た目がよかったと回答しても、色がよかったのか素材感なのか、細かな感覚的な部分を抽出することが必要です。
グループインタビューで得られた生の言葉は、企業サイドの視点から、生活者の視点に目線を移すきっかけを与えられるわけです。そのため、グループインタビューを行うと「なんとなく、お客様の気持ちがわかった」ような気がするのです。
最近では、ネットでのグループインタビューなども行われていますし、ブログなどネット上のコンテンツからコメントを分析する仕組みなどもあります。
情報があふれる時代といわれて久しいのですが、実際には重要な情報はどんどん見つけにくい、あるいは枯渇してきた時代とも言えるのではないでしょうか。そこからヒントを引き出し、次のマーケティングの施策に生かすも殺すも『言葉』を大切にし、そこに含まれる何かを常に感じとる敏感な感覚を持つことが重要なのだと思います。











