地域によっても異なる色彩とマーケティング
前回は、色による心理的な効果とマーケティングへの活用などに触れましたが、もう少し続けてみたいと思います。
色彩心理では、よく地方によって、映える色が違うので、好まれる色も異なるといった考え方があります。つまり、地域によって美しく感じられる色が異なるといわけです。一般的に、赤やショッキングピンクなどの強い暖色は、暖かい地方だとぴったりきますよね。熱帯植物や花などを思い浮かべていただければわかります。
一方、寒い地方ではあまり強い色味は、しっくりきません。
実際、私は北海道出身ですが、北海道の自然の美しさは、初夏がダントツだと思っています。
新緑の緑は薄い黄緑がしっくりきますし、逆に濃くうっそうとした緑は、圧迫感もありますし どうも好きになれません。
まぁ、主観はさておき、実際には、光の波長の関係で低緯度の地域には長波がまっすぐ届きますが、短波は散乱して高緯度に届きます。そのため、波長の長い赤などは、低緯度により多く届き、美しく映えて見えるそうです。
リゾート地では、なんだかメリハリが利いていていい色なので思い切って買った洋服が、日本ではどうにも違和感があって、たんすの肥やしになってしまった経験ありませんか?
さらに、乾燥している地域では、よりクリアに湿度の高い地域では少しくすんで見えるなど、湿度によっても(雲を通過して届く光の影響で)色の見え方、感じ方に差異が生じます。
そのため、一般的に好まれる色調も異なり、商品などの売れ行きにも影響を及ぼすというわけです。もちろん、これは国内に限ったことではありませんから色彩で商品イメージを伝える、ロゴやパッケージの色味にも厳密には、多岐に渡る計算が必要になるわけです。
逆に、「和」をイメージさせるために中間色を強調することもあります。
私の経験でも、建築関連のデザイナーや人気の飲食店などの店内装飾などを手がけるプロデユーサーの方でも、好みの色やよく使う色は、その方のライフスタイルや生い立ちなどが大きく影響していると実感することがあります。
商品デザインの場合は、ターゲットユーザに狙いを定めて、イメージ作りを行いますので、仮想ターゲットの経歴やライフスタイルなどをシナリオ化して、その中でも典型的だと考えられるパーソナリティに焦点をあてて、デザインに反映させてみると面白しろいと思います。











