マーケティングしないマーケティング
近年従来型のマスマーケティングに代わって、オルタネイティブマーケティングと称される新潮流がいくつも話題になっています。その中でも昨今「反ブランド」とか「ブランドハイジャック」などのキーワードが、巷に流れています。
それぞれの主張は、様々なので、ここでは割愛しますが、重要なのは従来企業のマーケッターがリーディングしてきた市場はもはや崩壊し、消費者が市場をリードすることを改めて、認識しないといけないということなのです。
今までには、バイラルやハローなどの効果については、このブログで触れてきましたが、特に、口コミの効果はいまや意図的な広告宣伝を大きく超えるものとして認識されています。また、ブランドマネージャが主張する通りに受け入れられるほど、昨今の消費者は甘くないのです。むしろ、天邪鬼だからこそ、ほれたが最後、いやがうえにもロイヤリティは高まります。
このような論調が活発になると、これまた机上の空論好きの方々が、良くも悪くもすぐに引用をはじめて扇動するのはどうかと思いますが…
それから、だったらすぐに「バイラルマーケティングだ!」と施策するのは間違いです。
というのも“バズ”いわゆる口コミは、ある種の施策や種まきの結果 醸成されるものであって、これを育てる市場との共創環境が必要です。
実は、ITの世界でも昨今“共創“がブームのひとつです。簡単に言うと
ITインフラなどの情報プラットフォームの役割は、今までの効率や機能の提供から、人間の支援や環境との共生へと推移するという考え方で、人とシステム、人と人が影響しあうことで、もっと暮らしやすい世界に向かうというシナリオです。
つまり、情報の波が常に押し寄せる現代では、もっと人間のほうを向いた生活環境が、特に望まれる傾向にあります。
そんな中、企業の主張だけを多くのメディアから訴えても、ノイズになるか、あるいは反感を買うのが関の山です。ですから、「基本は人に戻る」
信頼できる人からの情報は、より信憑性の高い情報としてインプットされるわけです。
結果、形成された口コミはスクリーニングされた情報として、届き易いのです。
バズの形成には、通り一遍のマーケティング施策は、通用しません。自分も、消費者や利用者の立場にたつ、あるいは消費者と共に作り上げる。こんなことは、もちろんわかっているつもりです。でもマーケティングしないマーケティング。なかなか、できるものではありません。ね。
最終更新時間 2005年11月28日 00:23
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