wisdom Business Leaders Square
ビジネスに役立つ「次の一手」をあなたに
ビジネス用語辞典 Wisdomブログ

経営戦略 成功ストーリー マネジメント ビジネススキル ITトレンド IT講座 マーケティング ちょっと一息

2008/07/14

「紙」へのオマージュ

近ごろ出版不況が叫ばれており、悪いニュースばかり耳にします。
しかし、わたしにとっては「紙」というメディアがいまも一番読みやすいメディアなのですが、みなさんどうなんでしょうか?

いま、8月下旬に刊行予定の書籍の校正を行っています。
校正とは、原稿と図版がある程度組み上がったカタチで出てきて(初校)、それに赤入れをして戻す、あるいは編集担当からの要請を受けて追加加筆したり削除したりして戻す(初校戻し)ことです。
さらに、DTPされて初校が反映されたものが出てきて(再校)、さらに文字や内容のチェック、修正を行って戻す(再校戻し)のです。
最終的には、カラーで出てきたものをチェックして、最後に細かいところを見て(色校)戻す、ここでだいたい終わりです。
色校の時に大幅な修正があったら泣きです。

色校が終わったら、われわれ執筆者の手からは離れて、いよいよ印刷・製本の工程に入り、出版取り次ぎを経て書店に並ぶわけです。
ちなみに、表紙は別進行です。
もっと言えば書籍のタイトル自体、出版社が営業・編集の大激論を経て決めます。
タイトルと装丁が大きく売上げに関わってくるからで、そこのマーケティングデータは、われわれ執筆者ではなく、出版社が保有しているからです。

かつては、この過程がすべて「紙」で行われていましたが、現在はPDFでやってきます。
わたしは画面上ではどうしても感じがつかめないので、いったんプリントアウトしないと気がすみません。。
で、そこに、赤のボールペンと付箋で修正をしていき、直したものを宅配便で送り、長い文章は別途テキストで送るというスタイルに固執しています。
紙に赤く手書きした修正が一番わかりやすいと思うのですが、どうですかね?
デスクトップ上での修正って、何か見落としやすい気がします。
DTPが発達して便利になりましたが、このごろ出版物で誤字脱字をよくみます。
ぼくのブログもよく誤字脱字があるので、人のことはあれこれ言いにくいですが、出版に至る経緯の中で、「校正」というものの持つ意味が軽くなっているのではないでしょうか?

『人が「紙」で見たときにどう見えるか?』

ということを、あらためて考えたいものです。

しかし、そう考えると「紙」を発明した蔡倫(と習ったような)はすばらしいですね。
人類史上もっとも大切な発明だったのかも知れません。
紙という記録媒体が、どれだけその後の人類の発展に寄与したかわかりません。
ホームページっていうくらいですからね。
Webサイトだって紙を代替している部分が大きいわけです。

いま、このブログもデスクトップで見ていただいているわけです。
何かねえ…、うまく「紙」を絡めて見ていただけないものかなあとも思うわけです。
コストがとてつもなく安く、環境にやさしい紙の使い方がないものか。

リンク: 約半数が「読書はやっぱり紙で」――若い世代も - 速報 ニュース:@nifty.

最終更新時間 2008年07月14日 10:31

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.blwisdom.com/mt/trackback/3057

コメントしてください




情報を記憶しますか?


※必ずこの『Wisdomブログ利用規約』をご一読いただき、同意された上で投稿して下さい。