哀悼ランディ・パウシュ教授
名古屋でのH社での研修講師をつとめさせていただき、帰りの新幹線の中ケータイのニュースで「『最後の授業』のランディ・パウシュ教授逝く」の記事を見てがっくりしました。
ランディ・パウシュ教授は、Wisdom読者なら先刻ご存じかと思いますが、米カーネギーメロン大学でコンピューターサイエンスを教えていたのですが、膵臓ガンで2007年8月余命3ヶ月~半年と宣告されました。
そして迎えた最後の講義で、学生たちに夢を持つことの大切さを教えたビデオが『最後の授業』として、YouTubeで流れ、我が国ではどなたかのおかげで字幕まで付き、大変な話題を呼んだのです。
わたしも見ましたが、その中身は「プレゼンテーションの最良の教材」です。
悲壮感を持たず、ジョークをふんだんに交え、決して原稿を棒読みすることなく、全身全霊で相手に伝えようとするその姿は誰もの胸を打ちます。
それを見ていると、この人の余命がそんな短いなんて、誰も信じられないはずです。
しかし、現実は残酷で教授は天に召されたのですね。
わたしも一生懸命講師を勤めたのですが、ランディ・パウシュ教授の足元にも及ばなかったなあ…。
しかし、H社のみなさん(研修参加者)のリテラシーは非常に高く、課題を与えても、なかなかのレベルで返してきます。
すごい楽しい研修で、自分としては100%アウトプットを出し切った疲労感に包まれています。
まあ、自分の感情と、研修参加者の評価はまた違うと思うのですが、こんな研修なら、全国どこへでもうかがいたいものです。
H社のみなさんお疲れさまでした、そしてありがとうございました。
また講師を勤めさせていただく機会があれば、ランディ・パウシュ教授のプレゼンテーションを見習ってもっとレベルアップしてきたいと思います。
●「最後の授業」の米国教授逝く 夢語りネットで評判(Asahi.com2007年7月26日)
●ランディ・パウシュ教授最後の授業(YouTube)
※第1回から分割して掲載されています。
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「人生を変えた一冊」番外編
本日、『Wisdom堂書店「人生を変えた一冊」』というコーナーで、わたくしの好きな書籍をご紹介させていただいております。
なにせ、トップがマンガなんですが…。
ほんとはもっと入れたいマンガ入れたかったのですが、ひとりでWisdomサイトの知的価値を下げてしまってはいかん(笑)ということで、マンガは一冊にしました。
紹介できなかった書籍を、こちらで勝手に記事にしてしまいます。
このブログなら何の気兼ねもなくマンガご紹介できますのでね。
よく考えたら、これまでもけっこうマンガについてエントリー書いてきたなと思いますが…。
●「ビートルズ」
角川文庫
ジュリアス・ファスト著 池 央耿訳
ほんとうに人生を変えたという意味では、中学3年の時に読んだこの一冊をおいてはありません。
おくれてきたビートルズファンだった地方都市に生活する少年が、はじめて活字として彼らの生き方を知って衝撃を受けました。
勉強は優秀、品行方正?地元金沢で平凡に暮らしていくんだろうなと考えていた少年は、この日を境に180度生き方が変わったと思います。
心の中では「自分は組織生活に向かないのではないか」と思っていたので、音楽で生きていこうと心に固く刻んでしまったのです。
そのためには、まず金沢を出て東京で暮らそう、と自分の進路が大きく変化してしまい、そのなれの果てがいまのわたしです。
ああ、この本さえ読んでいなければなあ(泣)。
今頃は金沢で静かに暮らしていたはずなのに。
●「オフィス北極星」(コミック)
講談社
中山 昌亮 (作画)真刈 信二 (原作)
心のどこかに独立したいという考えがある人には、おすすめの一作です。
いますぐ独立しなくても、将来ひょっとしたら、しかも大規模な起業ではなく、自分のやりたいことをやりたいという方には、さらに強くすすめます。
大手損保ニューヨーク駐在のゴーが、その会社のあまりに日本的な体質に、とくに事なかれ主義や、国際的な感覚の欠如に深く絶望し、ひとりぼっちでアメリカでリスク・コンサルタントとして独立し、やっていく物語です。
プロとしての責務を果たしつつも、どこかに「人のために何ができるか」という優しさを秘めつつ、決して暑苦しくなく、クールに、ときにはジョークも交えながらいろんな難題に立ち向かっていく主人公の姿は、独立して苦しい時期の自分にとってはバイブルでした。
さらに、毎回プロジェクトを成功させた後、必ず主人公はひとりぼっちになつてしまいます。
そこがまた、何とも言えず切ないストーリーです。
下記に「勇午」というマンガも紹介させていただきましたが、その原作も真刈信二氏で、もっとも好きな原作者の一人です。
●事件屋稼業
谷口ジロー(作画)関川夏央(原作)
双葉社他
気の強い女性歯科医のビルに間借りする、うらぶれた中年探偵の物語です。
たまに訪ねてきてくれる別れた妻の娘(この子も気が強い)だけが心の支えです。
いつか、こんな風に生きていたいと思っていたら、ほんとうにそんな人生になってしまったので、人生を変えた一冊と言っていいかも知れません。
横浜を舞台に、ずるがしこい警察官コンビや、頭のいい悪党などと絡んで繰り広げられる。、ハードボイルドながらどこか笑ってしまう物語。
不朽の名作だと思います。
●「チャート化とレイアウト」
日本経済新聞社
富士ゼロックス D推進グループ/コアデザイン
1991年12月発売で、わたしが購入したものは1996年の7版。深く静かに売れ続けてきたドキュメント制作のための名著だと思います。
企画書のレイアウトやデザインの基礎がしっかり述べてあります。
この書籍から大きな影響を受けました。
いまでも、付箋だらけの本をたまに読み返しています。
●「図解兵法―組織を率いる戦法と策略」
ビジネス社
大橋武雄
これも深く静かに売れ続けている書籍でしょう。初版が1976年で1999年時点で55刷!
著者は戦時中軍部の参謀をつとめた方で、戦後は実業家として活躍された方のようです。
古今東西の兵法を、まるで目の前の黒板で説明してくれるような、わかりやすくも歯ごたえ十分な戦略・戦術の本です。
たとえば敵を7人捕らえて、「ハリツケ = 処刑」の柱をつくる。その時わざと6本しかハリツケの柱をつくらずに相手に見せると、ひょっとして一人だけが助かるかも知れないという気持ちが捕らえられた敵の間に芽生えて、何でも重要な機密まで話してしまうという実例です。
そんなリアルな実例ばかりで、もう、嫌になりますが、参考にはなります。
●「勇午」
講談社
赤名 修(作画)真刈 信二 (原作)
以前このブログでも「勇午」については書きました。
よろしければこちらの記事をどうぞ。
●「蒼天航路」
講談社
李 学仁(原案)王 欣太
横山光輝の三国志と並ぶ双璧だと思います。
これについても以前このブログで書きましたので、こちらの記事をどうぞ。
●秘密探偵JA
ホーム社
望月三起也
子ども時代一番好きだったのが望月三起也先生です。
望月氏の作品としては「ワイルド7」が一番のヒットだと思いますが、むしろそれ以前のこの「秘密探偵JA」や「最前線(二世部隊物語)」などのクオリティの高さは特筆ものだと思います。
1960年~70年代の少年マンガで、これほどクオリティが高く、しかも娯楽性の高いものはそんなにないと思います。
大人っぽく、しかもユーモアをたたえた作風は大好きだったのですが、なんか過小評価されている気がしてなりません。
「ワイルド7」の暴力的なシーンばかりクローズアップされていた気がしますが、それは、たぶん当時のプロモーション戦略として仕方がなかったのではないかと思います。
この「秘密探偵JA」シリーズは、なるべく相手をあやめず、知力や戦略で戦っていく主人公の姿が最高です。
●ねじ式
青林工芸舎 他
つげ義春
高校生の頃読んで一番衝撃を受けたマンガがこの「ねじ式」。
それからほとんどのつげ氏の作品をコレクションしましたが、このほかにも「文鳥」「初茸狩り」「ゲンセンカン主人」など大好きな作品が数知れず。
一番のの悪い影響は、自分にも「近場放浪癖」がついてしまったことです。
よく高校の頃は、能登まで単線の各駅停車にのって放浪していました。
いまでも、路地裏をフラフラするのは間違いなくつげ氏の大きな影響です。
●トロッコ
岩波文庫 他
芥川龍之介
最後に、つげ氏によって目覚めさせられた放浪癖のシーズになった思われる短編。
小学生の頃は本の虫で、とくにお気に入りが芥川龍之介だったのですが、とくに「トロッコ」のなんともいえぬ浮遊感というか、喪失感というか、そんなものが大好きで、将来の放浪癖の種を植え付けられてしまったと思っています。
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おじさんと親和性?「アイフォーン」
いまさらですが、「アイフォーン」、ヨドバシAkibaで10分ほどさわり倒してきました。
iPod touch持っているわたしですが、比較すると、
・ちょっとぶ厚い
・ずっしり感
・PDAみたい
触っているほかの人たちも、わたしのような30~50代のデジタル好きな男たちという感じで、女性が日常使うケータイとは別ものではないかなと思います。
ただ、うれしいのがSafariで、Webサイトがそのままふつうに見られること。
ケータイでWebサイト見るの、わたしはつらいんです。
だいたいが老眼だし。
若い子が、ケータイでささっと調べ物をしているのを見て不思議で仕方ない私です。
わたしケータイで調べるの「バスの現在位置」と「阪神戦の途中経過」ばっかり。
そんなわたしにも、PCのWebサイトと変わりなく見られる「アイフォーン」はありがたい。
「アイフォーン」は「おじさんと親和性が高い」のかも知れません。
発売時にうれしそうにしていた孫正義氏の「画」が、変に似合っていたと思いませんか?
孫さん怒るかも知れないので「おとなの男性と親和性が高い」としておきますか。
さて、少し触って感じたことは、
「これ、ゲーム機としては意外と使いやすそうだな」
ということです。
さきほどの「ずっしり感」がそこではうまく作用しそうです。
ですから、「アイフォーン」の投入で一番緊張感を持つのは、DSのニンテンドーや、PSPのSONYかも知れません。
何せ、ダウンロードして課金するという仕組みではiTunesストアという強力なチャネルを持っているわけです。
もし「アイフォーン」がDOCOMOやauから発売されることになったら?
ニンテンドーやSONYにとっては一大事の状況になるのではないでしょうか?
しかし、この「アイフォーン」という表記いつの間に定着したのでしょうかね…。
なんか間延びしているような…。
iPhoneでよかったのに。
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「紙」へのオマージュ
近ごろ出版不況が叫ばれており、悪いニュースばかり耳にします。
しかし、わたしにとっては「紙」というメディアがいまも一番読みやすいメディアなのですが、みなさんどうなんでしょうか?
いま、8月下旬に刊行予定の書籍の校正を行っています。
校正とは、原稿と図版がある程度組み上がったカタチで出てきて(初校)、それに赤入れをして戻す、あるいは編集担当からの要請を受けて追加加筆したり削除したりして戻す(初校戻し)ことです。
さらに、DTPされて初校が反映されたものが出てきて(再校)、さらに文字や内容のチェック、修正を行って戻す(再校戻し)のです。
最終的には、カラーで出てきたものをチェックして、最後に細かいところを見て(色校)戻す、ここでだいたい終わりです。
色校の時に大幅な修正があったら泣きです。
色校が終わったら、われわれ執筆者の手からは離れて、いよいよ印刷・製本の工程に入り、出版取り次ぎを経て書店に並ぶわけです。
ちなみに、表紙は別進行です。
もっと言えば書籍のタイトル自体、出版社が営業・編集の大激論を経て決めます。
タイトルと装丁が大きく売上げに関わってくるからで、そこのマーケティングデータは、われわれ執筆者ではなく、出版社が保有しているからです。
かつては、この過程がすべて「紙」で行われていましたが、現在はPDFでやってきます。
わたしは画面上ではどうしても感じがつかめないので、いったんプリントアウトしないと気がすみません。。
で、そこに、赤のボールペンと付箋で修正をしていき、直したものを宅配便で送り、長い文章は別途テキストで送るというスタイルに固執しています。
紙に赤く手書きした修正が一番わかりやすいと思うのですが、どうですかね?
デスクトップ上での修正って、何か見落としやすい気がします。
DTPが発達して便利になりましたが、このごろ出版物で誤字脱字をよくみます。
ぼくのブログもよく誤字脱字があるので、人のことはあれこれ言いにくいですが、出版に至る経緯の中で、「校正」というものの持つ意味が軽くなっているのではないでしょうか?
『人が「紙」で見たときにどう見えるか?』
ということを、あらためて考えたいものです。
しかし、そう考えると「紙」を発明した蔡倫(と習ったような)はすばらしいですね。
人類史上もっとも大切な発明だったのかも知れません。
紙という記録媒体が、どれだけその後の人類の発展に寄与したかわかりません。
ホームページっていうくらいですからね。
Webサイトだって紙を代替している部分が大きいわけです。
いま、このブログもデスクトップで見ていただいているわけです。
何かねえ…、うまく「紙」を絡めて見ていただけないものかなあとも思うわけです。
コストがとてつもなく安く、環境にやさしい紙の使い方がないものか。
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SLOW
いやあ、阪神強いですね…。
しかも、あんまりファンが騒いでいないのが、昔の「ひいきの引き倒し」の阪神と違い、しっかり力がついてきたと言うべきでしょうか。
ファンとしては「ひいきの引き倒し」のころのボロボロの阪神も好きだったのですが、それは贅沢というものでしょうか。ふふふ。
しかし、現在わたしの人生において調子がいいのは「阪神」だけです。
会社の資金繰りは大変だし、愛情はうすいし、腰痛は苦しいし。
そう、一週間経ちましたけど、腰痛って、なかなかすっきり治らないんですね。
腰痛おきたときが100とすれば50ぐらいに下がってますが、朝なんかとくにたいへん。
わたしなりにこの一週間感じたことを述べてみます。
1.ベットからおきられない
2.トイレがたいへん
3.靴下がはけない
4.タクシーに乗れない
5.すべての行動をゆっくりゆっくり
とくに1.は衝撃でした。
体を起こそうとすると痛みが走って、「恐くなって」おきられないのです。
そこで、体を回転させ、うつぶせになりながら、そーっとベッドからおりていく。
5分ぐらいかかります!
したがって、靴下やチノパンはくときなども、すんごい時間かかります。
ケンケンしたりして、人から見るとパフォーマンスしてるようでしょう。
部屋の中にどうして手すりが必要かもわかりました。
タクシーに乗るときも、体を車内に入れても、「左足がこわばって抜けない」のです。
運転手さんにあやまりながら乗るのですが、気のいい運転手さんは「腰痛?おれもなんですよ~」などと体験談を述べてくれます。
いやもう情けない一週間でした。
そこではっと気がついたのですが、これらの症状というか、動作のゆっくりゆっくり加減は『お年寄り』そのものではないでしょうか?
うちの親なども車に乗せるときいつもつらそうで、乗るのにすごい時間がかかります。
ああ…。いつも急かして悪かったなあ…。
自分はなんてやさしくないんだろう。
駅なんかでもお年寄りが自分の前でモタモタしているときに、心の中で舌打ちしてしまっていたやさしくないワタシです。
今回腰痛で不自由な暮らしをしてみてようやくわかりました。
ゆっくり動作する人をやさしく見守れる人になろうと思います。
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やってきた腰痛
6月30日に、わたくしの連載、「企画発想力」はスキルだ!第2回がアップされました。
そこでの題材に「自転車通勤」を取り上げています。
実際、わたしも、千住~九段約10キロを自転車で通うようにしています。
近ごろは雨が多くてお休みせざるを得ないときもありますが。
自転車で、町屋~日暮里~根岸などの下町コース、町屋~西日暮里~千駄木の谷根千コース、帰りは上野~入谷~南千住の日光街道コースなど、気分に合わせてコースを気ままに替えています。
自転車目線でみる街にはほんとにいろんな発見があります。
とくに、根岸なんて、ほんとに江戸情緒溢れてますよね。
そんな中に、意外にお洒落なカフェがあったりします。
また、自転車通勤している人が増えたなあ、という印象もあります。
やはりガソリン高騰やメタボ対策などでしょうか。
リュックをしょって、ズボンの裾を軽くとめて漕いでいるサラリーマンを見ると嬉しくなります。
なんてったって満員電車には縁がない。
…。
なんて思っていたら好事魔多し。
金曜夜に千住の下り坂で見事にこけちゃいました。
その時腰をねじってしまい、どうも昨日から悪化してぎっくり腰状態です。
腰痛で昨夜はほとんど眠れませんでした。
今日は9時過ぎたら、千住の名倉医院にいってみてもらわねば。
ここは、いまは御茶ノ水に大きな医院がありますが、もともと千住の骨接ぎとして江戸時代から繁盛した医院で、とってもフレンドリーな外科です。
うう、痛い。
ゆっくりゆっくりしか行動できません。
お年寄りの気持ちが少し分かります。
自転車はけっこうスピード出ますからね。
どうぞ、みなさんもくれぐれも気をつけてください。










