フリーエージェント
メリークリスマス。
今年も気まぐれな日記にお付き合いいただきありがとうございました。
2007年最後の日記になるかも知れませんが、読んで感銘を受けた本のことを書かせてください。
といっても2002年に出ていた本で「フリーエージェント社会の到来」(ダニエル・ピンク著)副題は『「雇われない生き方」は何を変えるか』となっています。
感銘を受けたと言うより、実感としてしみじみ「感じいった」というか、都合よく言えば自分の考えがそんなにはずれていなかったということを確認できた書籍です。
ぼくのように、小さな法人を作って働いている人間、独立しようとしている人間にとって、とても有益な内容だと思います。
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著者は「ハイコンセプト」の方が有名で、「フリーエージェント~」はデビュー作ということになるようです。
彼がホワイトハウスを辞めて自分の家を事務所にして働くようになってから、「雇われないで生きること」について全米を取材して歩いた成果であり、単なるリサーチ本ではなく、人の息づかいや、生々しい声が溢れていて、それでもなお「フリーエージェント」という生き方に関してポジティブなエールを送るモノです。
いまさらですが、著者の言うフリーエージェントという定義はプロ野球のそれと若干異なります。
彼の定義によると、
『インターネットを使って自宅でひとりで働き、組織の庇護を受けることなく自分の知恵だけを頼りに、独立していると同時に社会とつながっているビジネスを築き上げている人』ということです。
いま、アメリカではそうやってフリーエージェントで働く人が3300万人いるとしています。
その他興味深いキーワードがいっぱい並んでいます。
「テンプ・スレーブ」「ナノコープ」「eリタイヤ」「プライベート・アイダホ」などなど。
それらは本書を読めばよくわかりますので、ここでは説明しません。
ひとつだけ言及したいのが「eリタイヤ」。
つまりリタイヤ(引退)しないで、ずっとITを活用して働き続ける生き方を可能にするのがフリーエージェントのひとつの特質としています。
組織から解雇されることはないわけですからね。
意外とこの辺に年金問題への別のアプローチ方法があるような気もします。
どっちにしろ我々の世代は「老後」なんてないと考えた方がいいと思います。
老後は海外旅行に行ってのんびりとして、などと謳われますが、そんなのムリですし、だいたい「そんな老後」が欲しいわけではありません。
ぼくは「好きな仕事をし続けていきたい」だけなんです。
体力は落ちていく。
納品に行かなくてもメールでデリバリーできる。
学ぼうと思ったことはデスクトップでできる。
知り合いまで出来る。
その知り合いに仕事まで頼める。
知らなかった人から仕事の依頼も来る。
若い人たちには最新の技術で負けるかも知れないけれど、「知恵」を使って働き続けることができるようになったのは、なんといってもITのおかげではないでしょうか。
もちろん自分の仕事に与えられる対価は年々減ってしまうかも知れません。
でも別にぜいたくしたいわけでなく、人に迷惑をかけない程度の暮らしが出来ればいいと自分は思うのです。
誰かに自分の仕事が必要とされているという状態が続いて欲しいなあと願うだけです。
そんなぼくの気持ちに近い人がこの本を読むと、何か感じるところはあるはずと思います。
今年最後の日記に、本書籍で紹介されていたボブ・ディランの歌詞の一節を紹介させてください。
「成功したと言えるのは、朝起きて、自分のやりたいことをやれる人だ」
最終更新時間 2007年12月25日 07:50
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流石クリスマスといえど勉強忘れない態度は頭さがります。
会社つとめしていても成果主義になると軸足は「フリーエージェント」よりにおかないと、なんかの弾みに足下救われそうです。
投稿者 ebisu : 2007年12月25日 11:25
Ebisuさん
コメントありがとうございます。
一読おすすめしますよ。
高いし、あまり売っていないかも知れないので図書館で探すことをすすめます。
投稿者 FUJIKI : 2007年12月25日 11:31
つい新刊本に目が映りがちですが、きちんとフォローして
みたいと思います。ご紹介ありがとうございます。
投稿者 渡辺 ギーチ : 2007年12月25日 13:47
これからの生き方としてひとつの流れは
「SOHO」「個人の感性」というキーワードを思い浮かべていたのですが
「フリーエージェント」かぁ、ぴたっとはまりました。
ここでこの言葉にめぐり合えたのは何かのご縁、
有難うございました。
これからは「SOHO」と置き換えて使わせていただきます。
ボブディランは達観してるけど私流なら
「自分のやりたいことをやって、好きなもの食べられて、
心身共に健康な状態を確保できる人になりたい」
俗っぽいなぁ、まだまだ修行が足りん...
投稿者 にゃんと : 2007年12月25日 15:32
>ギーチさん
コメントありがとうございます。
確かに次から次へと新刊出ますからね。
5年を経てもこの内容は色あせていないと思います。
>にゃんとさん
コメントありがとうございます。
確かに心身の健康はすべてのベースですよね。
ここで巡り会っていただいたのも何かの縁です。
また遊びに来てください。
投稿者 FUJIKI : 2007年12月25日 17:05
老後もさることながら、ちょっと違うかもしれないですが、僕の場合には「病後」の立ち直りが、雇われない生き方だったので、なんか凄くわかります。早速読んでみなくちゃ、この本。
先日、ワーキングプア、の話しをされていましたが、僕の場合、個人開業したときは決してポジティブではなく、確定申告をするにあたり、収入が無いことを証明するために経理の勉強をしたくて青色申告会に入ったのがきっかけでした。
面白いモンで、とりあえず看板掲げて開業届けを出せば「無職」じゃなくなる。このことだけでもポジティブになるきっかけになりました。また、事業の内容も、途中で変えて、あとで届ければよいし、僕の場合、結局コンサルタントで3年やり、事業内容は変更せず、そのまま法人成りまで行きました。
無職であっても、無収入・無所得を証明するには結局確定申告をしなければならず、青色事業者で開業すれば、掛かった経費を赤字で計上すれば最大3年間繰越も出来ます。申告会の講習や相談会に通えば、帳簿のつけ方もわかります。どんな商売・仕事でも、結局経理業務は着いて回るから、どこかで勉強しておくとあとあと楽になります。
事務所に屋号をつけて、名刺に「代表」と刷り込んで、それをもって人とどんどん交流する。そのうちに何らかの仕事が見つかる。
職安に通うのも良いですが、やっぱりこういう選択肢もあるんだと思えば、随分見通し明るいと思うんですけどね。
今は独立開業でも一定額の再就職手当てが支給されますし、雇用される職探しだけでなく、独立開業準備だって立派な「職探し」でもあるのですから。
投稿者 と~る : 2007年12月26日 07:58
と~るさん
コメントありがとうございます。
『インターネットを使って自宅でひとりで働き、組織の庇護を受けることなく自分の知恵だけを頼りに、独立していると同時に社会とつながっているビジネスを築き上げている人』
というのは、まさにと~るさんに近い姿かも知れません。
>今は独立開業でも一定額の再就職手当てが
>支給されますし、
これはけっこう驚きですね。
そうなんですねえ。
独立事業者を増やすって事は、意外と社会の色んな問題をポジティブに変える可能性が高いと思います。
投稿者 FUJIKI : 2007年12月26日 08:13










