諸葛亮孔明の「企画書」 その2
先帝創業未半而中道崩。(先帝劉備元徳様が天下統一の途中でお亡くなりになりました)
今天下三分、益州疲弊。(いま、天下は3つに別れ、我が益州は国力が落ちてきてしまいました)
此誠危急存亡之秋也。(これはまさに我が国の危急存亡の時です)
ではじまり、
今当遠離、臨表涕零、不知所言。(いま、遠い戦地に向かうにあたり、この上奏の文を出すにあたり、涙がただこぼれてきて何も言えなくなってしまいました)
で結ばれる「出師の表」。
諸葛亮孔明が魏との決戦を提案し、時の蜀(益州)皇帝劉禅に捧げた名文としていまも有名です。
これこそあの時代の名企画書として語りつがれるものではないでしょうか。
わたしのような凡才が評することはできない名文ではありますが、企画書というテーマで語ってみたいと思います。
これは「出師」。
つまり、戦争をはじめるという企画書であり宣言なのです。
まず天下の情勢を述べるところから始め、自国の状況、人材についても詳しく述べ、最後には、「南方を平定したいまこそ打って出るとき」と戦に向かうことを提案しています。
しかし、この「出師の表」には、今は亡き劉備元徳に見いだされて現在自分があるということへの感謝が随所に散りばめられており、非常にメランコリックなものです。
ただ、その人間くさい孔明の感情があふれた文章が、読む人の感動を誘うものとして、長く長く愛されているのだと思います。
もし、これがほんとうに史実だとしたら、孔明のこの文章を元にしたプレゼンで、心を動かされないものはいなかったでしょう。
それこそ落涙する人ばかりだったのではないでしょうか。
「出師の表」については、自分で勝手に訳を付けました。
より全文を詳しく知りたい人は、「出師の表」でクグッていただければさまざまなホームページにたどり着けると思います。
さて、「出師の表」みたいな感動的な企画書(は、ちょっとムリかな…)をつくるための講座連載しています。
よかったらお読みになって下さい。
最終更新時間 2007年10月01日 07:47
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