諸葛亮孔明の「プレゼン」その2
三国志のクライマックスのひとつ「赤壁の戦い」で行われた諸葛亮孔明のプレゼン。
前回は、呉国の重臣達とのディベートに勝ちつつ同盟締結=開戦に導く大仕事のお話でした。
もうひとつ、わたしが大きなプレゼンだった思うのが、戦いが膠着状態に陥り、火攻めの計略を考えた呉国陣営と孔明ですが、火攻めには「風」がキモだったわけです。
ところが「吹いてほしい東南の風」がぜんぜん吹かず、攻め手に窮して呉国の大将が仮病で寝込むという始末。
困った呉国陣営の依頼で、孔明は祭壇を築き、「東南の風よ吹け!」と祈祷を行うと、あれ不思議。
孔明の神術か、風が吹き出し、火攻めに成功するという話です。
ここで、「風が吹いて良かったね」と安心できないのが三国志のおもしろさで、あまりに不思議な術を使う孔明が恐ろしく、今は同盟中で味方だけど、こんなのを生かしておくとそのうち災いになると考えて、殺してしまおうと兵を向けるわけです。
ほんとに味方も敵も信用できない乱世です。
しかし、孔明さすがにそんな呉の腹の内も察していて、「東南の風が吹いたら迎えにこい」と命じていた劉備陣営でもっとも確実に仕事を果たす将軍趙雲子龍が舟で迎えに来て逃げ延びるというのが、大戦の前の一騒ぎです。
わたしはこの祭壇を築いて祈祷を行ったのは、孔明のプレゼンだったと思います。
プレゼンというより、目くらましのプロモーションといっても良いかもしれません。
ほんとうは、風が吹く時期が分かっていたのです。
東南の風が吹く時期の情報を、地元の漁師などから入手しておき、いつ風が吹くのかわかっていた上で、仰々しいプレゼンを行ったわけです。
その目的は、自分を含め劉備の陣営の力を示しておき、戦後も呉国のペースですすめさせないこと。
また、大芝居をして逃げ延びる機会をつくることなどだったのでしょう。
これは悪いたとえかも知れませんが、自社の上司や経営陣に自分を注目させるという手で使えないでしょうか?
先方と契約で合意し、いつでも発注書を書いてもらえるのに、それでは面白くないと言うことで、先方の仲の良い担当者の協力を得て「なかなか発注書がもらえません」などと自社には告げておく。
「こんど大きなプレゼンをして、発注を獲得するつもりです!」
「そうか!がんばってくれよ!」
なんて自社を煽っておいて、出来レースのプレゼンを行うわけです。
「プレゼンがうまくいき、獲得できました!」
「おお、よくやった!」
なんて、ずるいようですが、今は乱世です。
味方にもすべてを明かすことはないでしょう…。なんて言ってたら孔明に「勝手なこというな!」と怒られる?
今回はプレゼンの技術ウンヌンというより、出来レースを利用するという処世術ぽい話と相成りました。
![]()
最終更新時間 07:19 | コメント (6) | トラックバック
デジタルステージ平野社長のプレゼン
10月19日竹橋のパレスサイドビルで、デジタルステージ社の「BiND」についてのセミナーに出席してきました。
セミナーと題されていましたが、予想通り同社社長平野氏の大プレゼンに他ならない内容でした。
しかし、そのプレゼンがなかなかのものなのです。
平野氏は、「KeyNote」というプレゼンソフトを使い、写真や画像を駆使してプレゼンをすすめますが、本質的には原稿も見ず話しまくります。
彼の著書「旅する会社(アスキー刊)」にもプレゼンについての考え方が述べられています。
キーノートが素晴らしいところは、かっこいい映像効果やきれいな文字表示だけじゃない。それは、「語ることが大事だ」と教えてくれるというソフトだということ。この点でわたしは彼と意見が同一です。また、こうも述べています。
一言一句を細かく決めてしまうより、おおまかな流れとポイントだけをしっかり決めておいて、あとは相手の反応にあわせてプレゼンを進める。そうしたほうが、相手に語りかけている雰囲気がよりリアルに伝わることは間違いありません。そこで果たすプレゼンツールの役割については、こう書かれています。
フリートークはなかなか難しい。そういうときに、テーマに関連した映像やデジカメの写真を見せながら話していく。これが、いちばんいいプレゼンだと僕は思います。わたしもまったくそう思います。プレゼンで何が退屈かといって、配布資料を延々と読み上げられること。
スライドショーを読み上げるだけのプレゼンも響かないですよね。
そうではなくて、「自分の言葉で熱っぽく語ることが一番大事」だと平野氏は著書で訴え、自ら実践しているわけで、とにかく、しゃべりまくります。
で、スライドや映像はそうしやすいように手助けをするツールであると割り切っているようで、これは正しい姿勢だと思います。
もちろん、誰にでも真似のできることではないですが、
「口べたでも自分の言葉で一生懸命語るプレゼンテーター」>「配布資料を流麗に読み上げるプレゼンテーター」
だと思います!
![]()
追記
なお、前半はサイバーガーデン益子さんの講演だったのですが、そちらも、失礼ながら大きな期待をしないで行ったら、たいへん勉強になる、しかも堅苦しくない素晴らしい話だったことを付け加えておきます。そちらはちゃんとセミナーの体をなしていました。
最終更新時間 08:08 | コメント (2) | トラックバック
諸葛亮孔明の「プレゼン」
忘れた頃に書いてみる三国志とプレゼンというシリーズ。
三国志というストーリーはあまりにも遠大で、どこがクライマックスなんだか決めにくいのですが、その中でのある種のクライマックス的決戦が「赤壁の戦い」でしょう。
それは、曹操率いる魏国の攻勢で危機的状況にある劉備玄徳陣営が、孫権率いる呉国との同盟に活路を求め、ついには同盟に成功して決戦に持ち込むという血湧き肉躍る三国志中盤の大ヤマ場です。
その戦前に同盟を締結するため、諸葛亮孔明が呉国に乗り込んだのですが、呉は「開戦派」の将軍たちと「非戦派」の重臣達に二つに別れる状況となっていました。
曹操の軍は百万とも言われ、「降伏=非戦論」が主流になっていたのです。
しかも、同盟を唱える孔明の劉備陣営は実は壊滅寸前。
組んだところで大した力になるとも思えない。
そんな不利な状況下、呉の「非戦派」の重臣達と大論戦を繰り広げ、ついには同盟締結=開戦に導く大仕事をやってのけたわけです。
これは、形からすると孔明と呉の重臣達のディベートですが、孔明は単にディベートで言い負かすのではなく、孫権や開戦派周喩将軍の性格を良く読み、「相手にあわせて」言い方を使い分けて成功に導いています。わざわざ相手を怒らせたり、詩文を読んでみたり演出や小細工も施しています。
で、最後は孫権が開戦の決断を下したわけです。
ですから、わたしはディベートは一部分で、総体的には諸葛亮孔明の大プレゼンだったと見たいですね。
そのプレゼンの目的は当然主君劉備の苦境を救うこと。
そして、呉の力を借りて魏と対抗しつつ、成果物はいただくというものだったわけです。
「赤壁の戦い」の戦後のどさくさに紛れ、劉備陣営は荊州一帯をちゃっかり制圧して、領土としています。
たとえれば、大手スーパーの進出を受けて倒産寸前の地元商店が、中規模専門店と手を組んで大手スーパーを撤退に追い込んだようなものでしょうか。
しかも地元商店が、後処理に追われる中規模専門店を尻目に、撤退した跡地にさっさとショッピングモール開いたようなもの。
もし今孔明が生きていたら、プレゼンの達人としてあがめられていることでしょうね。
![]()
最終更新時間 07:12 | コメント (0) | トラックバック
iPod touchと80年代の香り
いろいろ迷ったあげく、やっぱり欲しいと言うことで買っちゃったiPod touch。
まったく新しい「触感」です。
指先で「写真リスト」や「音楽リスト」をコントロールしていくのは、なんとも不思議な感覚。
「Safari(MacOSのインターネットブラウザ)」や「YouTube」のボタンも装備して、無線LANさえあれば、ネットを観たり、YouTubeの動画を楽しむことができるようにしてあります。
いよいよ、フェデレート端末への野望が見え隠れするデバイスだと感じるわけです。
しかし、ネットにつなぎたいという気持ちはボクの中には盛り上がりません。
iPodは、やはりコンテンツをどんどん貯め込んで、持ち歩き、並べ替えて好きなように聞いたり観たりするものだと思っているからです。
ただし、これがiPhoneとなると、また様子が違ってくるのかも知れませんが。
で、何をしているかというと、YouTubeからエイティーズ(80年代)のPVをどんどん拾って、iPod touchで観ております。
A-Haとか、Wham!とか、DireStraightsとか、Band-Aidとか。
あの頃のコンテンツ充実していますね~。
とくにPVは、MTVのおかげか、この時代急速に進歩したのが分かります。
90年代以降のコンテンツにはあまり興味なし…。
私見ですが、アップル社の製品って、80年代のコンテンツとかみ合わせが良い気がしますね。
やはり誕生したのがそのあたりの時代だし、創業メンバーも元々「そういうコンテンツ」大好きそうな面々じゃないですか。
アップル社の製品は、そんな80年代の空気をまとっているのかも知れません。
せっかくiPod touch買ったので、アサヒドットコムに記事書きました。
似たようなことを書いてますが、お好きな人は読んでみてください。
追記
当然ながらMacOSのiTunesは、iPod touchと相性が良いですね。WindowsバージョンのiTunesでは、最初なかなか苦労しました。
最終更新時間 07:48 | コメント (0) | トラックバック
クラリスインパクトの記憶
MacBookを会社に持ってきて、いろいろ実験しています。
6年ぶりにいじるMacOS。
もともとProToolsという音楽編集ソフトのために買ったのですが、デジタルステージ平野社長の著書「旅する会社」を読んで「Keynote」というプレゼンテーション・ソフトを使ってみたくなってみたのです。
元々わたしはMacで「クラリスインパクト」というプレゼンテーション・ソフトを使っていました。
当時はプレゼンテーション・ソフトという位置づけではなく、ビジネス統合ソフトウエアとか何とかだったと思いますが、企画書を書くのに使いやすいソフトウエアだったので活用していました。
1996~1999年は、クラリスインパクトばかり使っていました。
その後仕事用のパソコンをWindowsOSに変えたときも、クラリスインパクトのWindowsバージョンを使用していたのですが、時の流れでPowerPointに移行してしまったのですね。
クラリス(Claris)と言うブランド名には、長いMacユーザーにとって特別の響きがあります。
ファイルメーカーという優れたソフトも世に出しましたが、いまはそのファイルメーカーを社名にして、その他の製品は全部アップル社に移管してしまい、クラリスインパクトもなくなってしまいました。
バージョンアップがされないまま、使い続けているユーザーもいらつしゃると思います。
わたしのメインマシンには、いまだにクラリスインパクトの最後のバージョンがインストゥールされていて、昔の企画書が開けるようにしてあるわけです。
そして、いまは「iWorks」というソフトのパッケージで販売されています。
これらはWindowsバージョンはないようですね。
まあ、MacのOfficeみたいなもので、そのなかにKeyNoteは入っています。
あとは文章を書く「Pages」と、Excel的な「Numbers」。
笑えたのがNumbersで、数表的なスプレッドシートを予想していたら、テンプレートが「結婚式の計画表」だの「料理のレシピ」など、およそ仕事とはかけ離れたものばかりだったのです。
Pagesはお洒落で使えそうなワープロソフトです。
さて、KeyNote。
直感的に使えそうですね。
これも。
クラリスインパクトとは一線を画した、プレゼンに特化したソフトのようです。
まだ使いこなしていませんが、また使い方については報告します。
![]()
●あれ懐かしやクラリスインパクトの起動画面。
ていうか、ちゃんとインストゥールしてあり、ちゃんと起動します。WindowsXPなのですかVistaではどうなんでしょうね…。
追記
クラリスインパクトは消滅しましたが、MacでのOffice的存在だった「クラリスワークス」は「Apple Works」に引き継がれたわけですね。
わたしは「Apple Works」の時代、それを使ってないので分かりませんが、ネットなど見ると、クラリスワークスよりむしろクラリスインパクトの血を引いているという意見も見ました。
そうするとクラリスインパクトは脈々と生き続けていたわけですね。
ただ、この「iWorks」はそれらの血を引いているのかどうかわかりませんが、まったく別ものに思えます。ついに、クラリスワークスやインパクトの血脈は絶えてしまったのでしょうか。
最終更新時間 07:39 | コメント (0) | トラックバック
家紋エブリバディ
友人のEbisuさんに教えてもらった、コカコーラ社「綾鷹」のサイトの『家紋ジェネレーター』。
名前と生年月日を入れると「家紋」を出してくれるのですよ。
ちなみにぼくのはオーロラがモチーフだそうです。
以下同サイトから引用。
【オーロラ】 幻想的で威風堂々としたあなたはオーロラ紋。誰もがあなたの不思議な魅力に惹きつけられ、ついて来る事でしょう。妥協を許さないのも大きな特徴ですが、あまりに完璧を目指しすぎると周囲の人々から敬遠される可能性があるのでほどほどに・・・。そんなことないって。適当な人間ですって。
でも、このサービスなかなかツボを得たプロモーションかも知れません。
ネットで自分のキャラクターやブランドを表示したい人にとっては意外と使えるかも。
コカコーラのプロモーションチームに拍手!
追記
こうやってサイトに表示しちゃったけどいいのかな?
著作権とかあるのかしら?
問題あったら言ってくださいね。
最終更新時間 12:15 | コメント (5) | トラックバック
ブログは自分のために書く
本日Wisdomのブロガー座談会記事がアップされているはずですが、わたくしも参加させていただき、臆面もなく発言しております。
2004年に、はじめてブログというものを書き始めたのですが、それから次のようなステップで現在に至るという感じです。
いろいろやってみて、ほったらかしにしてあるものやら、間隔を空けてもたまに書き込むもの、当初のテーマと違っているけれど継続しているもの、実名のもの、ハンドルネームだけのもの、たくさん開いて、たくさんほったらかしにしているというのが、わたしの状態ですね。
わたしの場合、大まかにステップを整理してみると次のような変化をしていると思います。
ブログをやってらっしゃるみなさん、どうですか?
![]()
「はじめたからには続けるぞ」なんて意気込んではじめて、コメントなんかに一喜一憂するのですが、だんだん苦しくなったり、面倒くさくなったり、「思ったより何にもないなあ」なんて気分になってウヤムヤになっちゃった人が多いのじゃないですか?
でもですね。
飽きたらほったらかしにしておけば良いと思うんです。
STEP3がわたしの今の心境で、それが正しいのか悪いのかわかりませんが、ブログは他人より自分のために続けるものと思ってます。
だから、サーバー管理者からすると迷惑な話かも知れませんが、「はじめよう」と思ったテーマがあったらドンドンはじめて、飽きたらほっておく。
それでいいんじゃないでしょうかね。
続けることだけを目的に義務感だけでブログ書いていても苦痛なだけですよ。ホント。
いろいろ書いているうちに、ランニングのセカンドウィンドのように「あ、何か楽になってきた」と感じるときが来るのです。
そう言うときに、不思議なほど「いい反応」が現れてきて、面白くなってくるのだと思います。
そうすると、こんな習慣が身について、体質が変わってきたことにも気がつくはず。
1.日常に出会ったネタをストックする習慣ができる
2.それをコンパクトに文章化する習慣ができる
3.ネットリテラシーが高まり、ブラウザー上での文書が上手くなる
3.については、自分でもそう感じます。
まあ、それでもこんなレベルですけどね(笑)。
ブラウザーで読む文章って、冗長だとつらいですよね。
いかに、リズム感良く、コンパクトに表現するか、読み手にスクロールをなるべくさせないで読んでもらうかと言ったスキルは意外にブログで身につきます。
だから、おっくうがらずにブログをはじめて、飽きたらほっておく。
そんな自己中心的なスタイルでいいんじゃないでしょうか。
■ブロガー座談会の記事はコチラ。
最終更新時間 07:31 | コメント (0) | トラックバック
つくばエクスプレスと東急目黒線
木曜日所用があって八潮市に行きました。
秋葉原からつくばエクスプレスに乗って、本当にあっという間に着きます。
何遍乗っても、早いし、快適だし、きれいな鉄道です。
何となく調べてみたら、8月の調査ですが、『HOME'S』という不動産検索サイトで「首都圏JR私鉄路線ユーザー評価」というものが発表されていて興味深いのです。
■「首都圏JR私鉄路線ユーザー評価」城北・城東版
・満足度ランキング
1位 つくばエクスプレス スコア8.8
2位 京浜東北線 スコア4.5
3位 西武池袋線 スコア3.8
と、城北・城東エリアでは圧倒的な評価をつくばエクスプレスは受けているのです。
駅のブランドでは「流山おおたかの森」が全体を牽引しているようです。
流山市長大喜びでしょう。
それじゃ城南・城西地区ではやはり東急田園都市線かな?と思ったらさにあらず。
■「首都圏JR私鉄路線ユーザー評価」城南・城西版
・満足度ランキング
1位 東急目黒線 スコア10.4
2位 東急東横線 スコア8.6
3位 総武線(三鷹~秋葉原) スコア8.0
と、目黒線が圧倒的な強さ!
とくに駅のブランドとしては「奥沢」「大岡山」が上位を引っ張り、「買い物に便利」「生活に便利」などの項目で「武蔵小山」の人気が全体を牽引している感じです。
武蔵小山わたしも大好き!
こういったアンケートでは、だいたいお洒落な街、リッチな街が上位に来るのですが、生活のしやすさ、安心感などを加えた、非常に実感値に近いものだと感じています。
単なるイメージではなく「ほんとに住みやすいのはどの街」というのは、わたしの長年の興味テーマなので面白く読まさせていただきました。
※この記事はHOME'S「首都圏JR私鉄路線ユーザー評価」を参考にいたしました。
最終更新時間 18:58 | コメント (2) | トラックバック
諸葛亮孔明の「企画書」 その2
先帝創業未半而中道崩。(先帝劉備元徳様が天下統一の途中でお亡くなりになりました)
今天下三分、益州疲弊。(いま、天下は3つに別れ、我が益州は国力が落ちてきてしまいました)
此誠危急存亡之秋也。(これはまさに我が国の危急存亡の時です)
ではじまり、
今当遠離、臨表涕零、不知所言。(いま、遠い戦地に向かうにあたり、この上奏の文を出すにあたり、涙がただこぼれてきて何も言えなくなってしまいました)
で結ばれる「出師の表」。
諸葛亮孔明が魏との決戦を提案し、時の蜀(益州)皇帝劉禅に捧げた名文としていまも有名です。
これこそあの時代の名企画書として語りつがれるものではないでしょうか。
わたしのような凡才が評することはできない名文ではありますが、企画書というテーマで語ってみたいと思います。
これは「出師」。
つまり、戦争をはじめるという企画書であり宣言なのです。
まず天下の情勢を述べるところから始め、自国の状況、人材についても詳しく述べ、最後には、「南方を平定したいまこそ打って出るとき」と戦に向かうことを提案しています。
しかし、この「出師の表」には、今は亡き劉備元徳に見いだされて現在自分があるということへの感謝が随所に散りばめられており、非常にメランコリックなものです。
ただ、その人間くさい孔明の感情があふれた文章が、読む人の感動を誘うものとして、長く長く愛されているのだと思います。
もし、これがほんとうに史実だとしたら、孔明のこの文章を元にしたプレゼンで、心を動かされないものはいなかったでしょう。
それこそ落涙する人ばかりだったのではないでしょうか。
「出師の表」については、自分で勝手に訳を付けました。
より全文を詳しく知りたい人は、「出師の表」でクグッていただければさまざまなホームページにたどり着けると思います。
さて、「出師の表」みたいな感動的な企画書(は、ちょっとムリかな…)をつくるための講座連載しています。
よかったらお読みになって下さい。










