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2006/11/30

「講師デビュー」ということ(3)

最初に自分の話で申し訳ないのですが、インプレスと夕刊フジの共同企画で、夕刊とWebinar(ウエブセミナー)の連動記事“30分で完成!「勝てる企画書」の極意”については、プレスリリースをサイト上で見かけるようになりました。

●インプレスグループ、「夕刊フジ」と共同で紙面と動画を組み合わせたクロスメディア企画を開始(IT PLUS)
●インターネット動画サイト「インプレスTV」と「夕刊フジ」が共同でクロスメディア企画を開始!(LivedoorNEWS)

こうして物事は動いていくのですねえ…。
自分の名前が出ていることについては不思議感がぬぐえません。
あんまり、たいしたことない自分であることは、自分が一番分かっているのに。

まあしみじみしないで「講師デビュー」の話しましょうか!
シリーズ三回め。
今日はなんというか、「心構え」の話です。
「心構え」というとカタイかなあ。
「気の持ちよう」って感じ?

3.8割で「よし」としよう

はじめて講演引き受けたりすると、

「完ぺきに準備しよう」
「来た人みんなにウケたい」

とかいろいろ頑張るわけですよ。

むろん、ぜんぜん準備しなかったりするのはダメですが「講演は生き物」なのです。
どんなに準備をしていっても想定外のことがおきます。
ウケようと思って準備したことが全然ウケなかったりします。

だいたいが、ぼくなんか無名講師なので、行ってみたら客が集まっていなかったなんてこともあるし、ネットビジネスのことについて語ってくれと言われて準備していったら、パソコンに興味のない人がほとんどだったってこともあります。

もう一度言います。
準備は大切です。
しかし、完ぺきを目指さず、80%ぐらいでいいのではないでしょうか?

あとは気持ちを楽にして、ポジティブに参加者と向き合うことだと思います。
残り20%は「気持ちのバッファ」にしておいて、肩の力を抜いて、

「なんかおかしな質問とか来ないかな。ンムフフ」

とか楽しみにしておいた方がいいでしょう。

必ず想定外のことがおきます(笑)。
そんなとき、完ぺきにやろうとしていたらパニックが起きます。
残り20%のバッファを活かして、「おお。これは面白い」とか感じる方がいいでしょう。

人が思ったより少なかったときは「これは1人1人とゆっくり話せるぞ。ひょっとしてそのうち何人かと知り合いになれるかも知れないぞ」など切替えましょう。

ぼくは大した理論や技能を持ち合わせているわけでもないし、学位をもっている先生でもない。
「ありのままの自分の話」を聴いてもらって、そこから参加者が何か感じてもらえればそれでいいや、と思ってます。
「完ぺきな自分」を見せるのではなく「ありのままの自分」を見てもらおうとした方が、想定外の出来事にも柔軟に対応できるんじゃないでしょうか?

ぼくは格闘技が好きで、ヒクソン・グレイシーなど柔術の達人のインタビューを見ていると、真剣勝負の場では、ありのままに、自然に対応することの大切さを述べてあったと記憶しています。

講演をすると、自分の評価が気になります。
ぼくも最初はつまらなさそうな人を見ると不安でたまりませんでした。

「話がつまらないのかなあ…」

でもしょうがないのです。
万人にウケることは難しいし、まして、ぼくのような無名講師です。
それも、「80%の人が満足してもらえればいいや」と割り切っています。

読んでいただいている読者の方も、別に講演で食っていこうとか言う人は少ないでしょう?
もし講演の専門家がいたらたいへん失礼なことを言っているかも知れないので、その場合はあやまりますが、みなさんはビジネスの世界でやっていく人で、その中に、そういう話が舞い込んだり、頼まれて人前で話すということになるのでしょう。
だから、本当に大切なのはあくまでも日頃のビジネスであり、講演については、完ぺきな内容や完ぺきなウケを目指すのではなく80%ぐらいの出来をめざしませんか。

最終更新時間 2006年11月30日 08:55

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本職で講演をなさってる先生方と違って、ビジネスマンのプレゼンは、道具、あるいは手段の一つであって、仰るとおり、最初から完璧を目指すこと自体、自分で自分を苦しめちゃいますよね。

僕らのように、実機デモ機を伴ったプレゼンでも、いろんなことがあります。昨日も、まあ、事前にある程度は分かっていたのですが、お客さんの部品のサイズが違っていて、実際にうちの機械を装着してのデモが出来ませんでした。

パッと現場を見て、「あ、やっぱり」ってことが分かると、もう、臨機応変にやり方を変えていくしかないですね。

また、セミナールームみたいな、いかにも「プレゼンの場!」みたいなところ違って、現場でのプレゼンって、本当に現場で困ってる人が、本当に困ってることをいきなりブツけて来ます。これが、「面食らう」場合と、逆に「待ってました!」の質問である場合と、両面あります。前者は、自分が見せている機械の、まさに痛いところをついてくるケース。後者は、導入することで間違いなくお客さんにメリットが出る部分。まあ、このあたりは、場数をこなしてくると、大体読めるようになります。

人前で話すプロ、という中で、落語家さんがいらっしゃいますよね。昔、上野界隈で飲み歩いてたとき、鈴本演芸場の高座に上がっておられる某有名落語家さんと、とあるスナックで隣席したことがあります。飲みに来ているわけだから、完全にオフなのに、たまたま隣り合わせた自分は、木戸銭も払わずに、楽しい話を聞かせてもらいました。「おい!お前さんよ、今度はきちんと木戸銭払って高座を観に来てくれよな」と、言われちゃいましたが、あの時感じたのは、プロの噺家さんて、凄いなあと思いました。

持てる力の、恐らくですが、3割、いや、どうかすると2割ぐらいの力で、高座で話をしているんだなって思いました。ただ、その2割・3割ってのはあくまで規定時間の中での話しで、もてる10割の能力のうち、その日の高座で、そのうちのどの部分の2~3割を使って、その高座を最高のものにするか。そのための日夜の稽古・修行って、大変なんだろうなあと思います。けどね、「生業」とされている、ということは、最後はやっぱり「好き」なんでしょうねえ。

僕も、基本的に、プレゼン・デモ、大好きです。やったことが、自分の生活に結びついてくるのですから、そりゃ楽しくない、嫌い、なんてことは今ではまずあり得ませんね。

投稿者 と~る : 2006年12月12日 17:01

と~るさんコメントありがとうございます。

>僕も、基本的に、プレゼン・デモ、大好きです。やったことが、自分の生活に結びついてくるのですから、そりゃ楽しくない、嫌い、なんてことは今ではまずあり得ませんね。

実はそこなんでしょうね。
何というか「体質」というか「気質」というか。
そういうことが楽しいと思えるようになると、いいサイクルが回るのじゃないでしょうかね。

投稿者 FUJIKI : 2006年12月12日 21:59

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