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2006/03/23

仮説創出力を高めよう(1)

ぼくは企画書の本を書いてきましたし、講演などでも話してきました。

実は、ひとつ曖昧にしていることがあります。

ちょっと逃げていることがあるのです。

それは、企画書の中で大事なのは『切れ味鋭いコンセプト』である、としている部分なんです。
その『切れ味鋭いコンセプト』ってどうやって作るの?という問いには、ちゃんと答えていないんです。
もちろん書籍ですから、それらしいことはいろいろ並べてみましたが(買ってくれた人ごめんなさいね)、本質的な上記の問いには答えていません。

どうすればいんだろう?

近頃「仮説の立て方」ということが、大きく作用するのではないかな、と思い始めました。

ビジネスの世界では、商品開発や新規事業を企画するときなどに、さまざまなデータを集めて分析し、検証していきますよね、

ぼくは調査自体も仕事で請け負うので、よく定量調査・定性調査を行い、プロジェクト関係者とそのデータを検証してきました。

しかし、そこには「仮説」がないと、何にも成果物はできないんです。

むろん、あてずっぽうにデータを眺めていて仮説がひらめくということはありますが、何らかの「仮説」を持ってみないと、ただのデータにしかならないのです。

つまり、「冴えた仮説を立てておく」ことが、分析・検証には欠かせないのです。

分析や検証の方法はいろいろありますよね。
テキストマイニングなどITも活用できます(高いけど)。

ぼくは統計学の専門家ではなくて、いろな科学的な解析方法を聞いて「ふえー」と驚くだけでしたが、それらをもってしても、「冴えた仮説」がなければ、その威力は発揮できないんじゃないでしょうか。

いいたいことはこうです。

■仮説を分析・検証する方法はいろいろあるよね。

     ↓

■でも、「冴えた仮説」を立てる方法は体系化されていないのでは?

     ↓

■「冴えた仮説」を立てることは「勘」と「経験値」と「偶然」のミックスではないのか?
 
     ↓

■そうすると、「経験値」は増すことができるが、「勘」と「偶然」は鍛えられないのか?

つまり『仮説創出力』というものを高めると、冴えた仮説が立てられ、冴えた分析や検証ができ、その結果として「冴えたコンセプト」がつくることができるようになるのではないかと、早朝の千代田線の中で考えました。

で、この仮説創出力については、単に企画書を制作すると言うことだけでなく、ビジネスの考え方に大きく関わってくるかも知れないと思い、今年前半はそれを研究して、後半に発表できたらいいなと思ってます。

ちなみに仮説創出力というワードは、セブンイレブンの鈴木敏夫氏の著書の中にも出てきているようです。やはりね…。

これから仮説創出力についてのエントリを書いていってみようと思います。
ザセツしたらひっそり終わりますが、ちょっとおもしろいかなと。
つまり「勘」と「偶然」を引き寄せようという話です。

それは「運気」と呼ばれるものかも知れません。

だんだんうさんくさくなってしまいますが、優れた勝負師は、とくにガチンコに直面する世界の人は仮説創出力が高いのではないかという、これも仮説です。

最終更新時間 2006年03月23日 10:40

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このリストは、次のエントリーを参照しています: 仮説創出力を高めよう(1):

» 仮説創造力のススメ:企画書は早朝書こう日記 from 脳髄スクワット::Ebisu@週末Podcaster
作者の藤木さんの仮説では「仮説想像力」がキーワードです。展開してみると面白い話題 [続きを読む]

トラックバック時刻: 2006年03月24日 05:53

» 仮説学会で追い求めたいこと from 仮説学会
「冴えた仮説」をどう立てるか?という思いに至った経緯を。 [続きを読む]

トラックバック時刻: 2006年06月23日 14:00

» 具体的に何を追い求めるのか? from 仮説学会
仮説創出力という言葉を使いたいと思います。 [続きを読む]

トラックバック時刻: 2006年06月23日 14:01

» 「考え方の時代」に見る『仮説創出力』(1) from 仮説学会
「仮説」とは状況を的確に捉えるための「めがね」。 [続きを読む]

トラックバック時刻: 2006年06月23日 14:02

面白い切り口ですね。是非一度ワークショップか「仮説創造力」をネタに大放談会でも開きたいですね。

ルノアールの談話室で2時間ぐらい。

投稿者 海老名要一 : 2006年03月23日 22:40

海老名さん

反応していただきうれしいです。
ルノアールというのもわたしに気遣っていただいたようで(笑)。

一度やってみたいですね。4月中にでも企画します。
その節はよろしくお願いいたします。

投稿者 FUJIKI : 2006年03月23日 23:13

盛り場のそばにもあるので議論のあとのビールがねらいです(笑
4月21日ー23日、東京を離れている可能性があります、そこだけはずしていただけると助かります。
3人ぐらいでわいわいできると面白いですね。
最近、黒板並に使える新しいwikiを見つけたので、アクセス制御をつけて専用会議室にするのも、プレ・ルノアールに最適かもしれません。
>ルノアールというのもわたしに気遣っていただいたようで(笑)。

投稿者 海老名要一 : 2006年03月24日 06:04

>最近、黒板並に使える新しいwikiを見つけたので、アクセス制御をつけて専用会議室にするのも、プレ・ルノアールに最適かもしれません。

おお。それはいいかも知れませんね。

投稿者 FUJIKI : 2006年03月24日 12:07

準備完了。これから外出。
>おお。それはいいかも知れませんね。

投稿者 海老名要一 : 2006年03月25日 12:27

ぴったりの本をゲット、2時間でむさぼり読み。
なんと「仮説思考」詳細は後日書き込みか、週末Podcastネタ

http://ebi.air-nifty.com/interest/2006/04/post_5243.html

投稿者 ebisu : 2006年04月21日 17:00

webに書籍「仮説思考」をアップ。昨夜、著者本人からコメントがついていました。しかも音声版podcastにコメントです。
週末podcaster継続します。

投稿者 ebisu : 2006年05月02日 16:16

「仮説思考」わたしも読んでます。BCGと仕事をしたことがあったので「はーん」という部分がありました。
おもしろいですね。

しかも平易に述べられています。

その前に「考え方の時代~仮説からの発想」(加藤昭吉)という書籍もよみました。
これもおもしろい。
この二冊を丹念に読めば、けっこう分かってくる気がしますね。

投稿者 FUJIKI : 2006年05月02日 19:10

>「考え方の時代~仮説からの発想」
(._.) φ メモメモ
ありがとうございました。

投稿者 海老名要一 : 2006年05月03日 05:36

PERTの加藤さんですね。懐かしいです。「計画の科学」を読んで格好良いと思いました。
うーん、本代が...
図書館休みだし。

投稿者 海老名要一 : 2006年05月03日 09:37

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