− 第22回 −
2月 森の暮らし(ソワーニュ) (2008年2月18日公開)
ブリュッセルの南に広がるソワーニュの森は広大なぶなの森だ。かつてこの地は繰り返された戦いのおかげで焼け野原になった。それを粘り強く植林を続け今の姿になった。「ぶなの立つ土地は常に美しい」そう言う言葉のとおり、この森は見えざる手が働いているかの様にすべてがきちんと整い、美しさにため息が出そうになる。世界を美しくするという意志が森自体に有るかのようだ。
そんな森のところどころに隠れ家の様な小さな家が有る。世間から森の奥深く離れて、電気も来ていないようだ。そこでしっかりと薪を積み上げて過ごす暮らしは森の意志に素直に従う暮らしだ。この国では街からそう遠くもないところに完全な森の暮らしが有る。
写真・文: 金子 晴彦











