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IPv6 ONLINE JOURNAL
イベントレポート 「NETWORLD+INTEROP 2004 TOKYO」IPv6 Show Case
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アジア最大規模を誇る最新ネットワークテクノロジーのイベント『NETWORD+INTEROP 2004 TOKYO』が、6月30(水)〜7月2日(金)、日本コンベンションセンター(幕張メッセ)で開催されました。今年で5回目を迎えるIPv6 Show Caseでは、“Shift the Gear”をテーマに、これまでの実験段階からさらに一歩踏み込んだ具体的なビジネスソリューションが紹介され、多くの来場者で賑わいました。

  IPv6技術において世界をリードする日本では、既に一部企業のネットワークに対応製品が導入されるなど、IPv6本格導入フェーズへの移行に期待が高まりつつあります。この流れを受け、今回のIPv6 Show Caseは、基本技術からビジネスまでを網羅する13の詳細なテーマ別ゾーンで構成され、導入をサポートする多角的なソリューションが提案されました。

 中でも、IPv6の特徴のひとつ、「Peer to Peerコミュニケーション」は、様々な機器同士の直接通信を可能とし、新たなアプリケーションやサービスに期待が持たれています。“Peer to Peerゾーン”は、音声や動画を使った遠隔会議システムや、監視カメラのリモートコントロール、インターネットを介した音楽セッションなど新たなビジネスモデルの可能性に注目が集まりました。
 さらに今年は、ルータのトラフィックやマルチキャストの可視化などにも挑戦。Showcase内に多数設置されたモニターでは、大量の経路制御情報が飛び交う厳しい環境下でも稼動している様子をトラフィックのグラフで表示したり、複数のマルチキャストトラフィックを互いに干渉せずに中継できることがデモで紹介されました。BAS(Broadband Access Server)、SOHOルータでのIPv6マルチキャスト中継など、IPv6マルチキャスト対応が一段と進んでいることが随所で紹介されました。

 NECは、 “Accessゾーン”にコンシューマ向け、“Solutionゾーン”にオフィス向けソリューションを出展し、新たなワークスタイルやライフスタイルの提案を行いました。特に今回のShowcaseでは、NECのインターネットサービス「BIGLOBE」が、はじめてコンシューマ向けのソリューションをご紹介したことで、IPv6が新たな段階へ移行しつつあることを印象付けました。



BIGLOBEの提案するIPv6サービス
  コンシューマ向けソリューションは、「IPv6がおうちにやってきた!」というキーテーマのもと、BIGLOBEのIPv6モニターサービス、IPv4/IPv6ブロードバンドルータAterm [参考出展]、IPv6 STB(セットトップボックス)[参考出展]が紹介されました。これは、BIGLOBEが想定する将来のホームネットワークサービスのイメージで、ユーザは外出先からIPv6経由でセキュリティシステムなどにアクセスし、自宅に設置した監視カメラやデジタルアプライアンスをコントロールすることができるものです。BIGLOBEユーザへの事前アンケートでも、こうした外出先からのリモートアクセスサービスを望む声が多いため、年内を目処に、本サービスの提供を目指しています。また、AtermにはDHCPv6-PD(RFC対応版)が実装され、BIGLOBEと接続しているAterm配下のIPv6 Webカメラのライブ映像を、ブース内に設置されたPCにてモニターするデモが行われました。
 その他、Multicastを処理するMLD-Proxyが実装されており、会場内のDVTS映像(30Mbps/1ch)を受信するデモが行われました。


BIGLOBE IPv6モニターサービス

  ビジネスソリューションとしては、IPv6・IPv4デュアルスタック対応ルータ「IX4120(参考出展)」と、映像・音声会議・資料共有を実現するバーチャル会議室ツール「コミュニケーションドアIPv6版(試作品)」を出展しました。
 IX4120は、多数のIPsec接続を収容可能なセンタ拠点向けルータで、外出先からのアクセスが可能になると共に、セキュアなIPv6通信を提供します。コミュニケーションドアは、IPv6ブロードバンド環境で、高品質な映像、音声会議、資料共有を実現するWeb会議ツールです。クライアントから集めた共有情報をサーバに一度集約してマルチキャスト配信します。会議での発言者は8名まで、会議参加者は50名までとなりますが、マルチキャストを利用しているため、参加者が増えてもネットワークに対する負荷が増大することはありません。

(2004年7月12日公開)
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