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KDDIのインターネットサービス「DION」は、次世代ネットワークへの対応強化の一環として、IPv6で動作する各種アプリケーションの利用シーンを調査。提供サービス機能の技術・運用検証を行うため、モニターによる実証実験を行った。ネット家電をはじめ、様々な企業がIPv6導入によるユビキタスサービスへの期待が高まる中、「DION」の本格的なサービス提供を前提にした取り組みに、一段と注目が集まる。
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カンタンさがIPv6のメリット
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KDDIでは、1000人のモニターを募集し、2003年6月から開始したADSLによる試験サービスを2004年5月に終了。IPv6回線の上で様々なアプリケーションを試験的に提供し、今後のコンシューマ向けの商用サービスの検討に入った。
今回の実験は、P2P(ピア・ツー・ピア)と外から家への接続の2つの観点で検証され、提供されたアプリケーションは、TV電話、ネットワークカメラ、セットトップボックス、PDAを利用する4つだ。
サーバ不要のP2P接続でTV電話やインスタントメッセージ、付箋紙、音声伝言板といったプライベート通信ソフトも提供している。ネットワークカメラは、外出先からPDAで屋内に設置したネットワークカメラを制御して、家の中の様子をチェックすることができる。このようにIPv6のメリットを体感できるようなアプリケーションを提供する実験が、一般利用者向けに行われたことは、ユビキタスサービスの実現を印象付けるものとして業界でも大きな注目を集めた。
P2P通信によるTV電話
「今回の実験は、IPv6についてまったく知らなかった方が3割、ご存知だった方3割、従事者3割と利用熟練度も様々で、幅広い層の利用者にご参加いただきました。利用者間では、掲示板での議論が積極的に交わされました。中でも提供アプリケーションの利用方法を利用者同士が教えあうなど今後の活用形態のヒントになりそうなやり取りが多く、新しいサービスへの関心の高さに驚かされました」。(丸田氏)
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KDDI株式会社
プラットフォーム開発本部
IPv6推進室 開発グループリーダー
丸田 徹 氏
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「利用者のアンケートを集計した結果、サービス利用を通じて感じたIPv6利用の最大のメリットは、何と言っても設定・利用が簡単だったという点です。家の外から携帯経由で接続するといった“次世代型の利用モデル”も簡単に実現できたことで、高い評価を得ることができました。また、P2Pアプリを利用する際には、相手側の設定も必要です。サポートへの問い合わせのほとんどは、IPv4環境での設定に関するものでした。IPv6同士の設定では、DIONのサービスはもちろん、他社のIPv6サービスの場合でも設定が格段に簡単だったとの結果となりました。IPv6サービスのメリットは、環境設定に代表されるお客様の利用を容易にすることだけでなく、サポート業務の省力化にもつながるなど思わぬ効果も発見できました」。(丸田氏)
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