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IPv6 ONLINE JOURNAL
IPv6普及・展望編 第4章
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遠隔医療のニーズ
九州大学病院
光学医療診療部
助教授 清水周次氏
九州大学病院
医療情報部 講師
医学博士 中島直樹氏
 日韓遠隔手術支援では、インターネットプロトコルを用いたネットワークを通して、九州大学で行われる内視鏡外科手術の画像をリアルタイムに韓国側の施設に伝送。韓国側では専門医師が待機し、九州大学から送られてくる内視鏡手術画像を基に、手術前の検査画像や手術術式などについて、双方が協議しながら手術を行うという画期的な試みだ。

 「もともと、九州は地域的にもアジアの各国に近いという、好立地を生かしアジアの情報ハブを目指す活動に積極的です。中でも韓国は、東京などの首都圏に比べ、はるかに近いため従来から交流がさかんな国のひとつです。特に2年前のサッカーのワールドカップを機に、日韓の文化交流を見直しより親密な関係を築いていく機運が高まっていました。医療情報の交換についても従来からヒューマンネットワークを培ってきましたが、国際間ではなかなか実際に会う機会も限られてしまいます。そこで、それを補強する意味でネットワークを介したコミュニケーションの活用を試みたのです」(清水氏)。

 「また、従来の遠隔医療は、過疎地などにおけるナローバンドでの試みが大半だったため、今回のような高画質でリアルタイムの国際間での遠隔医療は、これからの遠隔医療の可能性を探る上で重要であると認識しています」(中島氏)。

 こうした背景から、研究分野だけにとどまらない、臨床現場での情報交流を国際的に行っていこうという機運が高まり、相互の技術の向上に向けて、実験が開始された。
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