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典型的なシナリオで共通の課題をクリア
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「実は、基本的な移行のシナリオは、各セグメント共に、共通です。そのため、ガイドラインで設定されたシナリオは、各セグメントの典型的なモデルを想定し、これをベースに状況に応じて移行モデルを提唱しています」(荒野氏)。
例えば、大企業セグメントでは、典型的な2つのシナリオを想定している。分離したIPv6対応のネットワークを設置し、別々のネットワークが次第にIPv6に移行していく"独立融合型"と今あるネットワークを少しずつ徐々にIPv6対応に置き換える"段階置換型"だ。ガイドラインには、典型的なシナリオのそれぞれの特徴と移行の留意点、課題などを参考にして、移行を行う。
「どうしてもセキュリティが心配な場合は、独立融合型、そうでない場合は、段階置換型を採用する。ガイドラインには、その場合のシナリオにおける留意点が示されていますので、企業の状況で選択できます。しかし、現実的には、2つのシナリオが共存することになると思っています。企業のニーズは、非常に複雑かつ多様です。そのため、ガイドラインでは、すべてのバリエーションに対応する内容にはなっていません。しかし、様々な企業の状況に応じて、必要な要素、ノウハウや課題が網羅されているので、その中で必要な条件を柔軟に対応できるようなガイドラインになったと考えています。今後は、そこから実証された有効なシナリオをさらにブラッシュアップしていくことが重要なのではないでしょうか」(荒野氏)。
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