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東京都港区の再開発エリア「汐留シオサイト」に2003年4月10日にグランドオープンした松下電工本社ビルでは、エミット・トータルビルシステムやIPv6応用照明制御など、最新のビル設備情報の通信技術を導入。 約1万点もの監視・制御の管理点数を最適に運用し、省エネを実現している。
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IPv6活用のキラーアプリケーションを求めて
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 株式会社ソフ松下電工株式会社
新事業推進部 IPv6開発室 主幹技師 副参事
藤原憲明 氏
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松下電工では、双方向、Peer-to-Peer通信の実現がビルや住宅における新たな可能性を見出すための実証実験を行ってきた。その手始めが、NEDOとの共同研究として平成12年度〜14年度に実施した国家プロジェクト「稼動時電気損失削減最適制御技術開発」への参画だ。同社では、こうした省エネを目的としたIT技術の活用を行う中で、新しいインターネットプロトコルであるIPv6の活用の模索を行ってきた。
「IPv6のインフラが整いつつある中、市場はキラーアプリケーションの登場を望んでいます。様々なIPv6のアドバンテージの中から、広大なアドレス空間、セキュリティ機能標準装備、プラグ&プレイ機能などに着目し、ビル用とホーム用のアプリケーションをキラーアプリケーションとしてフォーカスしています」。(藤原氏)
当初、大阪の門真にある松下電工第二別館ビルの2フロアを対象に省エネルギーの実証実験を行った。その際、照明器具、空調、ブラインドの3アイテムを強調制御することで、省エネと快適環境を両立する実験をIPv4ベースで実施している。
「第二別館ビルの計測システムはEMITを中心に構築され、計測データの収集を行いました。データは、5分ごとにDBへ蓄積され、共同研究している外部関係者もインターネットを経由していつでも監視、参照可能です。この実験では、協調制御による最適化の実現で、最終的に18%以上の省エネを達成することができました」。(藤原氏)

図:松下電工第二別館の計測システム構成
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NEDO:新エネルギー・産業技術総合開発機構。第二次石油危機後の1980年に、我が国の技術開発の中核となる政府系機関として設立され、現在、新エネルギー及び省エネルギーの開発と導入促進、 産業技術の研究開発、石炭鉱業の構造調整、アルコール製造事業及び石炭鉱害賠償等の5つの事業を柱として実施している。
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EMIT:Embedded Micro Internetworking Technologyの略。機器にミドルウェアを組み込んでインターネットに接続する技術。米国emWare社の登録商標。
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