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ビニールハウス遠隔監視システム
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農業分野の実験として取り組まれた「ビニールハウス遠隔監視」は、ビニールハウス内に超小型のIPv6温度センサーを設置し、それにより収集した計測データをネットワーク経由で遠隔監視を可能とするシステムだ。 モデル農家には、IPv6温度センサーにより計測された温度情報が、一定時間ごとに送信される。計測データ(温度)は、自宅のパソコンの画面で確認することができる。 IPv6温度センサーの実装においては、バッテリーの耐久時間や園芸特有の耐水性など様々なニーズに対する解決など運用面での課題も多岐に渡った。 ビニールハウス遠隔システムが試験導入された背景には、山梨県内には、有数の園芸農家が多く、特にシンビジウムなどをはじめとする洋ランは、さかんに栽培されている。 洋ランは、温度管理をはじめとする栽培に手間がかかる。また、兼業農家も非常に多いため、生産の効率化は大きな課題のひとつであった。 センサーなど農業分野での電子機器の活用は、以外に進んでいるのが実態だという。しかし、今後は自立型のシステム、例えば温度情報の監視だけでなく、自動的に適切な対応とるなどのより高度なシステムが求められる傾向にある。
今回、モデル農家に選定され実証フィールドとなった園芸農家は、兼業農家だったため、温度情報を自宅で監視するのは、留守宅にいる老夫婦が中心となった。 そのため、ビニールハウスに出向くことなく、パソコン画面での遠隔情報管理は、非常に利便性の高いシステムとして評価された。 システムが農業従事者に与える安心感や農作業に与える影響、消費者の安心感の向上、生産物の付加価値向上等についてシステムの運用面からも検討が続けられる予定だ。
また、昨今話題の農産物のトレーサビリティという観点からもより一層情報の管理・監視は重要性を増してくる。 市場や消費者との情報活用の面からも様々な可能性を持ったシステムとして、大きな実験成果を残した。

図:ビニールハウス遠隔監視
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今後は流通や市場を想定して追跡情報の管理や活用を目指し、生産物の付加価値の向上に役立てたいとしている。例えば、IPv6の無限のアドレスを活用することで、消費者の手元に届いた花や農産物の情報も追跡することができる。 生産者と消費者が直接ネットワークを介してインタラクティブな情報共有を行うなど、新たな利用方法が今後の検討課題だ。山梨県では、ITの積極活用で農業効率の向上と付加価値農産物による差別化などこれからの農業に対する有効性が検証できた点で今後の施策に活用していきたいとしている。
 図:農産物追跡情報管理
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山梨県では、教育分野及び農業分野におけるe!プロジェクトの推進と具体的な実証実験の参画を通じ、より先進的な地域情報化を着実に実現している。
県民参加型の施策と山梨県の特色を生かした実験は、これからの地域情報化のひとつのモデルとして期待が高まっている。
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