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トップITトレンドIPv6 ONLINE JOURNAL IPv6応用・導入事例編 第2章
IPv6 ONLINE JOURNAL
IPv6応用・導入事例編 第2章
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また、牛の映像は監視カメラが捉えて管理室に送られる。管理室では、パソコンに送り込まれた情報を職員がチェックする。


管理室では、遠隔で牛舎の様子を把握することができる
 
食肉センターでも、検索画面により牛の位置情報を把握できる

管理システムのさらに詳しい内容はこちら

このシステムで集めたデータは、生産業者が集まる飛騨食肉センター(高山市八日市)でも見ることができる。 また、センサーと小型無線機のモバイルIPv6対応であることの特徴を生かして、個々の牛の位置情報を把握・管理することができる。 放牧中に行方不明になる牛の検索や牛の移動に関するトレーサビリティを確保する施策として注目を集めている。

今後は、これらの情報を生産段階だけでなく、流通や消費の場でも活用し、商品の安全供給を目的とするトレーサビリティの実現に期待が持たれている。
「今回は、まず体温だが安心して飛騨牛を食べてもらえるような科学的にきちんと消費者の方に証明できるようにしたいと思っています」(大谷氏)。


岐阜県では、今後も体温だけでなく脈拍数やえさの消化状態などの情報を増やして、細かな健康管理を行う。無線機とIT技術を使った健康管理が、飛騨牛ブランドの信頼確立にどこまで貢献できるのか実験の成果を活用していく方針だ。また、農家の省力化などの効果も見込まれる。
将来的には、無線機をさらに小型のマイクロチッップにかえて、枝肉に埋め込み食肉の流通ルートについての情報管理を進めることを検討している。 つまり、飛騨牛が生まれてから食肉として店頭に並ぶまでの情報を把握することで、徹底した品質管理を実現しようとするものだ。 この事業は、農業分野でのIT技術の可能性を探るe!プロジェクトの一環として内外からの関心も高い。岐阜県では飛騨牛の健康流通管理システムを畜産の全国モデルとして普及させることを目指している。

総務省 総合通信基盤局 電気通信事業部 データ通信課 ネットワーク化促進係長 山野 哲也 氏
総務省 総合通信基盤局
電気通信事業部 データ通信課 ネットワーク化促進係長
山野 哲也 氏

2005年に実現される世界最先端のIT国家の姿を、国民の皆様だけでなく世界にショーケース的に広く提示するため、e!プロジェクトが実施されています。 総務省では、「農業分野」を含む6分野について、IPv6、超高速無線LAN、モバイルなど、最先端のITを活用した環境を実験的に構築し、その有効性の検証のための実証実験等を実施しています。
この農業(畜産)分野での実証実験は、生活に密着したとても身近な対象について、最新のITをどのように利活用できるのか、その一例を体感していただけるものとして、非常に期待の高いもののひとつだと思います。 特に岐阜県の実験は、食品の流通などに関心の高まる昨今、IPv6などの先進技術を使って、実際に食肉の健康管理やトレーサビリティの実現に貢献することが体感できた点で大きな効果をあげています。ブロードバンドのインフラは、すでに予想を上回る速度で普及が進んでいます。こうしたインフラを活用できる日本ならではの"IPv6の利便性"を確認する意味からも、農業分野での取り組みは非常に有効だと考えています。
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