wisdom Business Leaders Square
ビジネスに役立つ「次の一手」をあなたに
ビジネス用語辞典 Wisdomブログ

経営戦略 成功ストーリー マネジメント ビジネス・スキル ITトレンド IT講座 マーケティング ちょっと一息

気に入ったら
ブックマークする
トップITトレンドBB最前線 「クルマとネットワーク」シリーズVol5
BB最前線
印刷用PDF(会員専用) 登録はこちら 2/3ページ
ビジネス化の可能性に着目したさまざまな業種の企業が参加
――そうした成果の上に協議会を結成したのですね。

 そうです。実証結果が良かったので、インターネットITSに本格的に取り組もうと、2002年10月29日にインターネットITS協議会を設立しました。2003年7月30日現在で、104社8大学、計112会員で構成されていますが、この協議会の第一の特長は自動車メーカーから車載機メーカー、損害保険会社に移動体通信事業者とあらゆる業種の事業者が結集している点です。
 テレマティクスは、自動車メーカーが自社ユーザーを対象としたメーカーごとの個別システムによるクローズな接続から出発し、現在でも、TCP/IPなど一部汎用プロトコルを利用しながらも、専用サービスセンターと専用機器を使う個別システムによる接続にとどまっています。一方、私たちが目指しているのは、インターネット基盤への移行をベースとした汎用的なシステムによるオープンな接続です。そこでは、メーカーごとの専用センターは必要なくなり、さまざまなサービスやコンテンツの提供が自由に行われるようになります。
 名古屋の実験の成功と協議会への多くの企業の参加の背景には、インターネットITSのオープン性があります。インターネットでは、現在、7000万台の携帯電話で情報がやり取りされ、そこでは巨大なビジネスが成立していますが。それとほぼ同規模、同数のクルマが走っているわけで、これがネットワーク化されて情報がやり取りされれば、同じように巨大なマーケットが確実に成り立つはずです。ところが、今までこの巨大な可能性に手をつけられるのは自動車メーカーだけでした。いろいろな企業が参入したいと考えていても、参加する切り口がなかったのです。しかし、インターネットITSであれば、インターネット上でコンテンツやサービスを提供している事業者も含めて、誰でも自由に参加できます。
 名古屋の実験でも、携帯コンテンツを提供するベンチャー企業に働きかけ、積極的に参加してもらうことができました。今まで携帯電話に提供していたコンテンツをクルマに流したいと考えても、提供の仕方が分からなかったし、自動車メーカーに個別に交渉するのは現実的ではありませんでした。しかし、インターネットを基盤にすれば、コンテンツは自由に提供できます。ここに多くの企業が「ビジネスになる匂い」をかぎ取って、インターネットITSに参加してきているのだと考えています。
前のページ   1  2  3 次のページ
記事のご意見を聞かせてください。
この記事はいかがでしたか?
大変良かった  良かった  普通
あまり良くない  大変良くない
ご意見・ご感想などをお気軽にお寄せください。

※このページをご利用の際は『プライバシーポリシー』が適用されます。お客さまが弊社宛てにメッセージを送付された場合、お客さまがかかる条件に同意されたものとみなします。

このぺージで入力された内容は、暗号により保護された通信(SSL)でサーバに送られます。
ページトップ

コンテンツ一覧
インターネットを基盤にクルマのネットワーク化を目指す
ビジネス化の可能性に着目したさまざまな業種の企業が参加
すべてのクルマのネットワーク化を2010年に設定し、実証実験や事業化を推進
vol.5
インターネットITS協議会 事務局長 時津直樹氏
オープンなインターネット環境を基盤に、2006年の事業化、 2010年に全てのクルマのネットワーク化を目指す
vol.4
株式会社ITS総合研究所 代表 取締役社長 菊地仙一郎氏 企画部 部長 六角屋暢一氏
ETC技術をベースにサービスの高機能化、更なる利便性向上を図り、ITSの高度化を目指す
vol.3
モバイルキャスト株式会社 代表取締役兼CEO 赤池英二氏
コンテンツからデータセンター、車載機までを提供するオープンプラットフォームモデルを構築
vol.2
パイオニア株式会社 モーバイルエンターテイメントカンパニー 事業企画部長 黒崎正謙氏
市場に先駆けて、通信カーナビを商品化 クルマのネットワーク化の一歩を踏み出す
vol.1
トヨタ自動車株式会社 アジア本部長、e-TOYOTA担当 常務取締役 豊田章男氏
『ネットワーク化=「つながる」機能の付加により、クルマの新たな魅力を創り出す』


NEC