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ナビゲーション表示技術から販売方式まで様々な工夫を凝らす
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――ネットワークを活用する上で,技術的に工夫した点をお話し下さい。
地図データはパソコンでも携帯でもカーナビでもシームレスに使えるようにし,データ通信料はできるだけ安くしたいと考えました。そのため,ユーザーが肉眼で見て違和感を覚えないところまで,データを間引くことにしました。また,渋滞情報を提供するVICSも,必要な時に必要な情報だけを取得するようにし,接続時間をできるだけ減らしています。パイオニアのカーナビは,GPSやジャイロセンサー,車速パルス,そして加速度センサーの4つのセンサーを使って自車位置を測定します。それで走行中の道路の精密な位置を確認し,地図データ上でマップ・マッチングさせ,車の動きをカーナビの画面上にスムーズに表示します。マップ・マッチング用データは非常にデータ量が大きいので,Air Naviでは使わず,表示用データをベースに,マップ・マッチング用データなしで自車位置をスムーズに表示できるアルゴリズムを開発し,利用しています。
――発売されたAir Naviに対する反応はどうだったのでしょうか。
カーナビ本体とサービス料金をセットにするなど,売り方も非常に工夫しました。地図情報更新やオンライン検索,VICSなど3年間のAir Navi基本サービス料金と製品本体を合わせた価格が設定され,支払いはクレジット・カードで行います。そして,4年目以降は基本サービス料金のみの月額1,980円でサービスを提供します。また,別料金ですが旅行保険や生活,趣味に関する情報を提供する「生活情報ドットコム」などのオプション・サービスも用意しています。Air Naviはサービス料込みの価格設定など従来のカーナビとは全く違っているので,店頭で充分な商品説明を行って販売するようにしています。そのため,Air Naviをよく理解しているユーザーには評判も良いのですが,Air Naviのよさが幅広く浸透するには,なお時間がかかるだろうと考えています。
――ユーザーはどういった点を評価しているのでしょうか。
電源を入れると,自動的にサーバーに接続し,地図の更新情報を検索します。地図の更新情報があれば,それをダウンロードして地図データを書き換えます。また,ディスプレイ部分を取り外して,家や宿泊先の部屋に持ち出せます。出発直前にあわただしくナビゲーションの設定や道路の確認をすることがよくありますが,部屋の中で最新データをダウンロードしながら,ゆっくり準備ができるのも好評なようです。
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