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「ネット界のドンキホーテ」として、ブロードバンドの未来を切り開く
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――コンテンツやサイトの企画などマーケティング面で注力されていることは。
ゲームや音楽、アダルトなど、インターネット上の各ジャンルでコアとなるユーザー(お金を払ってコンテンツを見るユーザー)は、1つのジャンルで大体数万人とさほど多くないのです。人は入れ替わっても、総数はさほど変わりません。しかし、ジャンルが10あれば、数十万人になりますから、ジャンルをたくさん集めて、それがあまりジャンルの片寄ったサイトの集合だと見えないような工夫をしています。
もう1点は、オンデマンド性の活かし方です。コンテンツ単体でのキラー性は限られますが、ユーザーの生活シーンのなかで、好きな時に簡単に見られることがインターネットの大きな特徴です。これを徹底的に活かした編成にしていく。例えば、早朝目が覚めてしまって、時間を潰したい。しかし、レンタルビデオを借りに行くのは億くうだ。そういう時に、パソコンを立ち上げれば、ちょうどよい映画のコンテンツがある。それが月280円であれば、レンタルビデオより安価なわけです。他にも合間の時間を埋めるものとしては、犬や猫、沖縄の海の画像などを配信するリラクゼーション・ジャンルも非常に人気があります。
そこで重要となるのが、コンテンツの更新力です。大変地味な作業なのですが、現在2週間に1回、レギュラーコンテンツで300件を更新しています。いくら、企画力やオンデマンド性に優れていても、常に新しいコンテンツが提供されていなければ、ユーザーは飽きてしまいます。ですから、コンテンツの更新にはこれからも力を入れていく考えです。
――今後の展望などをお聞かせ下さい。
楽天グループにはポータルとなる大型検索エンジンサイトがあるわけですが、そこでブロードバンドコンテンツを検索するとShowTimeに飛ぶようにリンクが張られています。ショウタイムから見れば、膨大なトラフィックがある検索サイトのページビューの何%かが来てもらえる。楽天としては、ユーザー全員にネットワーク上で提供できるすべてのサービスを提供したい。その中にはShowTimeのようなコンテンツサービスも当然含まれているわけです。ですからこれは双方にとってのメリットになります。
一方、USENは電気やガス、水道のようなインフラとしてブロードバンドを位置づけており、そのなかには放送、通信、電話なども入るので、ショウタイムはエンターテインメント系のサービスとしてその一部を担うことになります。
今、ブロードバンドコンテンツサービスはちょうど、テレビ放送の黎明期のような状況にあるのではないでしょうか。ですから、「ネットのドンキホーテ」のように、あちこちに突っ込んでいく中で、見えてくるものがある。それを冷静にマーケティングしていく中から、ブロードバンドコンテンツサービスの明確な道筋や戦略が見えてくるように思います。今必要なのは「オモシロイと思った色々なものを売ってみる」という無邪気さではないかと考えているところです。
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