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ShowTime(株式会社ショウタイム 以下:ショウタイム)は日本初の本格的なオープンブロードバンドコンテンツ・ポータルとして2002年2月にオープンした。FTTH(fiber to the home)の株式会社有線ブロードネットワークス(以下:USEN)と日本最大規模のオンライン・モールを提供する楽天株式会社(以下:楽天)が合弁で展開しているショウタイムは、これまでブロードバンドユーザーが体験できなかったリッチコンテンツを豊富な品揃えで提供し、現在月1,800万ページビューを実現している。
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ブロードバンドを最大限に生かすためにコンテンツ提供を開始
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――サイトを開設して1年が過ぎましたが、事業を立ち上げた狙いやその背景をお聞かせ下さい。
1999年末、私が読んだ本のなかに「IP Mediation」という概念がありました。つまり、社会生活を営む上で不可欠な通信や放送網のすべて、もしくは一部がIPに取って替わっていくという考え方です。その「IP Mediation」に強い共感を覚え、ちょうどFTTHによるブロードバンドサービスを展開しようとしていたUSENに加わりました。その後、USENは光ファイバブロードバンドサービス「BROAD-GATE 01」を開始しましたが、100Mbpsという帯域と常時接続の話はよく出てくるものの、「何との常時接続なのか」という点が明確でないことを強く感じました。通信は1対1で、使いたい時に使うのが基本です。しかし、ブロードバンドを概念として見ると、「インターネット世界」との「常時接続」ということになります。そして、それを実現するためには、コンテンツを常時接続でインターネットユーザーにシャワーを浴びせるように流す仕掛けが必要だと考えました。そこで、プロバイダやブロードバンドサービス事業者からはオープンな形で、コンテンツを多数集め、ストリーミングサービスを行おうという結論に達したわけです。幸い、USENは音楽放送を40年近くやってきていますし、私自身もずっと「Nifty」に関わっていたので、もともとweb上のエンターテインメント系のコンテンツには詳しく、コンテンツを集めるノウハウや手掛かりもありました。
もう1つの狙いとしては、通常多くの人は朝起きた際にテレビを付け、夜遅く帰宅しても、寝る前の時間にテレビを何となく見たりすることが習慣になっています。この習慣をインターネットにも持ちこみたいと思ったのです。朝起きたら、まずパソコンを立ち上げて、好きなコンテンツを見てもらえるようになるというエンターテインメント事業の「夢」を持っていましたので、その2点を事業理念として、ショウタイムを設立したわけです。
――ほかの動画配信事業者との違いや差別化のポイントはどのあたりにあるのでしょうか。
USENが音楽放送を40年行っているので、アーティストや所属する音楽事務所、レコード会社などコンテンツホルダーとの強いつながりがあり、初めての試みであっても、一体感を持って協力していただける関係にありました。また、USENは他に先駆けて、2000年2月から「BROAD-GATE 01」を展開しており、ブロードバンドサービスについては「一日の長」があると自負しています。そのノウハウを活かして、使い勝手や料金設定などユーザーオリエンテッドなサイトの設計が可能でした。サイトのデザインはスタート時点と大きく変わっていないのですが、ADSLユーザーの爆発的な増加に伴って、内容を意識的に変えてきています。
オープンから半年間程度は、ブロードバンドユーザーの中心である30-40代の男性をメインターゲットにして、サイトのオープン性を貫くという姿勢からアダルトコンテンツも当初から提供しました。チュートリアルもCookieやキャッシュなどの専門用語を使っていました。その後、ブロードバンドユーザーが拡大する中で、FAQの充実や、若い女性に人気のアーティストYOSHIKIの独占ストリーミングを展開するなど、女性層を意識したコンテンツ提供も行うようになりました。また、昨年秋頃からは、稲垣純一さんや喜納昌吉さんなど、ナロードバンドでオフィシャルサイトを持っているアーティストの方たちと提携して、ブロードバンド・オフィシャルサイトをショウタイムが提供するサービスも展開しています。さらに、大手のISPと提携して、ISP側でユーザー認証と課金を行って、ShowTimeの有料コンテンツを利用できるようにする取り組みも進めているところです。
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