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競馬場でも情報を自由に得られるようにして、ファンの期待に応える
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――今年1月から中山競馬場で無線アクセスサービスを開始されましたが、その狙いをお聞かせ下さい。
実は競馬場やウインズでは、自宅であれば容易に収集できる情報を、得ることが難しいのです。意外に思われるかもしれませんが、場内TVなどによって情報を表示しているとはいえ、競馬場では1ヵ所で得られる情報は限られてしまいます。とりわけ、昨年夏から導入した「馬単」や「3連複」といった新しい賭式はオッズの情報量も非常に多いので、情報を得るのも大変です。実際に、今までも競馬場にノートパソコンを持ってきて利用しているファンの方もいたので、競馬場に無線LANを設備すれば、自宅にいるのと同じようにノートパソコンやPDAで情報を取得できるオンデマンド性が高まると判断し、中山競馬場に導入しました。今年1月5日の金杯レースから利用できるようにしたわけですが、多くのお客様がノートパソコンを持参して利用されるなど順調に滑り出しました。また同時に、中山競馬場スタンド2階に有線のノートパソコン18台を備えた「ホースレースiスポット」を開設、IPATサービスなどを自由に利用できるようにしたのですが、オープン初日の金杯レースでは800名以上の方が利用され、競馬場にいながらインターネットで馬券を買う方もいらっしゃるなど、非常に好評でした。
――無線LANサービスの開始にあたって、どのような点を意識されたのでしょうか。
無線LANサービスは、できる限り多くのファンの方々に、できるだけ簡便に利用していただけるようにする必要があります。そのため、インターネット接続や無線LANの細かな設定をいちいち行っていては、利用の際に大きなネックになる可能性があります。そこで、利用者のパソコンに設定されたIPアドレスを自動的に無線LAN用の最適なIPアドレスに変更してくれる独自のPlug&Play機能を設備し、無料でサービスを行っています。
――今後のサービスの展開については、どのようにお考えですか。
無線アクセスサービスは中山競馬場で始めたばかりなのですが、好評なので他にも拡大していくことも含めて今後、検討していく予定です。また、インターネットで馬券を購入してもらうだけではなくて、自分の馬券の買い方や競馬場ごとの成績・騎手との相性などを自分で調べられるようなサービスを既に実施しています。熱心なファンは競馬場ごとにこうした記録をとっていると思いますので、インターネットでサービスし、ファンの方が自分のロジックにより一層磨きをかける手助けをするとともに、ネット上ならではの面白い試みも工夫しながら、やっていこうと考えています。
――最後に、ブロードバンドを意識されたサービスビジョンについてお聞かせ下さい。
現在、レース開催日のJRAサイトには、ピークで1日430万ページビューという膨大なアクセスがあり、ここ数年毎年倍増する勢いで拡大してきています。ブロードバンドの常時接続環境が整備されて、いよいよコンテンツの時代が到来すると見ていますので、プッシュとデマンドの両面からホームページを構成することができれば、競馬ファンの求心力も一層高まるのではないかと考えています。そのため、まず、ファンの方々からの要望が最も高いレースの動画配信に注力していくつもりです。今回、レースの予想のために、レース後に各出走馬の走りをインターネットで配信された動画を参照して役立てたいというファンの声が非常に強いことから、ニーズにいち早く対応していきたいと考えております。このように、JRAはブロードバンド環境の急速な進展の中で、あらゆる媒体を活用し、できる限り多くの人々に競馬の面白さを伝え、競馬に参加してもらうことを目指しています。
 *クリックすると拡大画像をご覧になれます。 |
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| IPATの投票画面と中山競馬場「ホースレースiスポット」の様子 |
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