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最大の産業である漁業や住民サービスの向上のために、地域インターネットを活用
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――村では地域インターネットをどのように活用しているのですか。
植田:平成12(2000)年度に、総務省の地域インターネット導入促進基盤整備事業を利用して、まず魚島内の公共施設を光ファイバで結び、村内LANを構築しました。現在、2棟ある村営住宅をSOHOとしても使えるように、各戸から村内LANに接続できるようになっています。そして、この11月末には4km離れた高井神島との間で、海底光ケーブルも開通し、村内全体を結んだネットワークが最終的に完成します。島独特のユニークな使い方といえるのは、密漁監視でしょうか。島の一番高い場所の展望台に設置された近海映像監視カメラで、島周辺の密漁を監視しています。漁協や村役場のPCからイントラネットで操作して、周辺海域をチェック、密漁船を発見した場合には通報するなどの措置を講じます。
――最後に、これから新たに行おうとしている事業や今後の展望について伺いたいのですが。
植田:今後、CATVデジタル化事業を計画していますが、これに様々な付加価値をつけて、一層の情報化を推進したいと考えています。まず在宅医療推進の一環として、血圧と脈拍等を各家庭で測り、それを村内LANで保健センターに集約し、健康状態をチェックできるようにします。また、水産資源の涵養(かんよう)のために稚魚中間育成施設の運営を行っていますが、人手が足りない中で、わざわざ施設に出向かなくてもすむように、溶存酸素量や水温などを、村内LANを通して事務所でチェックできるようにします。さらに気象情報・海水温も各家庭から閲覧できるようにして、定置網の開始時期を決める参考情報として提供し、各戸からのアクセスをすべてのサーバー経由にします。何しろ、財政規模が小さいので、投資効果を考えて、ひとつの事業が多くの付加価値を生み出すよう、いろいろな工夫をしながら、IT化を進めなければなりません。
佐伯:村内はすべて100Mbpsの超高速で結ばれていますが、村外との接続はダイヤル・アップに頼るしかないのが現状です。時間・距離という離島が持つ制約を、情報化やインターネットによって克服してきたのですが、最後のところで「内海の離島性」にぶつかってしまっています。これを何とか突破したいというのは悲願とも言えます。また、現在、総務省が音頭をとって、市町村の合併を進めており、魚島村も周辺自治体との合併が決まっています。しかし私たちは、これからも様々な情報を発信し続け、きめ細かな住民サービスを維持し、「小さいからこそ、できる村づくり」を最後の最後まで推進して行こうと決意しているところです。
魚島村ホームページ:http://www.vill.uoshima.ehime.jp/
 魚島村イントラネット画面 |
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 近海映像監視カメラ |
インターネット・カメラで、密漁を監視している
周辺の漁業資源が枯渇する中で、相対的に資源が豊かな魚島村海域で密漁する漁業者が後を絶たない。村民が密漁船を発見するのは難しく、発見して追跡しても逆に危険な目に遭うことさえある。そこで、遠隔操作でカメラによる監視を行っている。
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